国後島の自然保護区が全国ネットの情報番組「ロシアの朝」で紹介される

国後島の話題
保護区にある観光名所ストルブチャティ岬(材木岩)で撮影するクルー

ロシアの国営テレビ局「ロシア1」の朝の情報番組「ロシアの朝」の取材クルーが国後島のクリル自然保護区で番組制作のための撮影を行った。

同保護区の広報によると、クルーはストルブチャティ岬(材木岩)、ゴロヴニン火山(泊山)のカルデラ、ヴェスロフスキー半島(ケラムイ崎) 、ストルボフスカヤ・トレイル(生態系の径)などを回り、絵のように美しい島の風景や希少動植物をカメラに収めた。

クルーが注目したのは、希少動物種の保護というテーマだった。同保護区のスタッフは、世界最大のフクロウであるシマフクロウの個体数を維持するための対策や、国後島でタンチョウがどのように保護されているかについて説明した。

クルーは、毎年巣作りのために国後島に飛来する足環を付けた雌のタンチョウ「ベラヤ」を見ることもできた。

保護区のスタッフは「クルーは、また国後島に来たいが、その時は出張ではなく観光客として来たい、と話したいた」と語った。

番組「ロシアの朝」の視聴者は、国後島の美しさのすべてを見て、そこに住むユニークな生き物について知ることが出来る。ただし、放送日はまだ発表されていない。(sakh.online 2024/9/26)

タンチョウの雌、ベラヤは昨年、一度に2羽のひなを産んだ。ベラヤはパートナーと一緒に夏は国後島(ロシア)で、冬は日本で過ごす
保護区のスタッフが設置したシマフクロウの人工の巣を取材するクルー
生態系の径「トレイル」はレッドブックに掲載されているイチイの木の近くを通る
ゴロヴニン火山のカルデラにあるキピャシチェエ湖(ポントウ沼)で撮影するスタッフ

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