かつて軍の町だった北方領土・択捉島のゴルノエ村にある老朽化した27棟のアパートのうち13棟で大規模な改修工事が始まった。サハリン州政府がゴルノエ村の住宅を再建する取り組みを支援し、州予算から資金を割り当てた。
再建工事は2段階に分かれている。第1段階は今年11月30日までで、すでに6棟の住宅の暖房、給水、下水道システムの交換作業と、4棟の住宅の屋根の修繕が完了している。10月からファサードの修復工事が開始される。
今回の大規模改修の重要な側面は、人が住んでいないアパートの再建だ。4号棟にはすでに新しい窓が設置されており、将来的には、これらの建物を軍人とその家族が使用できるように改修される予定だ。
12号棟では壁に漆喰が塗られており、塗装の準備ができている。またバルコニー用の金属フレームの設置も始まっている。
第2段階(2025年11月30日まで)では、さらに7棟の住宅の修繕が計画されている。請負業者はすでに作業を開始しており、その大部分は2025年に完了する予定。再建には、ファサード、屋根、ユーティリティシステムの修復だけでなく、内部空間の改修(入り口の修復、空きアパートの改修、バルコニーの修復)も含まれる。
サハリン州政府の住宅・公共事業大臣ナタリア・クプリナ氏は「ゴルノエ村でこれほど包括的で大規模な工事はかつてなかった。屋根とユーティリティネットワークはすでに修復されている。この作業は住宅・公共事業省の管理下にある」と強調した。(astv.ru 2024/9/11)
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