ロシア国民の半数以上が、1991年末のソ連崩壊を歴史的な過ちと捉え、今もなお後悔していることが明らかになった。これは、ソ連存続を問う国民投票から35周年を記念してVTsIOM(全ロシア世論調査センター)が実施した世論調査によるものだ。
調査によると、ソ連崩壊を後悔するロシア国民の割合は過去15年間ほぼ横ばいで推移しており、2012年の調査では56%だったのに対し、2026年の調査では57%となっている。同じく57%が、こうした事態は回避できたはずだと考えている一方、30%はソ連崩壊は避けられなかったと考えている。もし今日、国民投票が行われた場合、回答者の61%がソ連存続に賛成票を投じると答えた(2021年の調査では73%)。
ロシア人は、ソ連崩壊の主な責任を当時の指導部(24%)に帰しており、特にロシア初代大統領ボリス・エリツィン(17%)とソ連初代にして最後の大統領ミハイル・ゴルバチョフ(16%)に責任があると考えている。
VTsIOMのアナリストは、「世代交代に伴い、ソ連への感情的な結びつきは必然的に弱まる」と指摘している。回答者の年齢が若いほど、ソ連崩壊を惜しむ気持ちは薄れる。Z世代(2001年以降生まれ)では、この割合はわずか14%であるのに対し、「雪解け世代」(1947年以前生まれ)では79%に達している。 「ソ連への郷愁は、次第に人々を結びつける感情ではなくなり、高齢世代の記憶へと変化しつつあり、それは時とともに自然に薄れていくでしょう」と、VTsIOMの専門家タチアナ・スマク氏は述べている。(コメルサント2026/3/17)
2001年以降に生まれたデジタル世代は33%
タス通信によると、「『雪解け世代』(1947年以降生まれ)の79%、『停滞世代』1948年~1967年生まれ)の78%が、ソ連崩壊を後悔している。一方、『デジタル世代』(2001年以降生まれ)では、この割合は33%にとどまる。ソ連支持者の主な理由としては、大国としてのイメージ(30%)、社会正義と安定(26%)、そして青春時代の個人的な思い出(26%)が挙げられる。ソ連時代への回帰に反対する人々は、歴史的変化の不可逆性(24%)と文化的・民族的差異(21%)を指摘している。
30%が「ソ連は偉大な国だった」と回答
RIAノーボスチ通信によると「ソ連存続に賛成する理由を尋ねたところ、回答者の30%はソ連は人々の間に友情と団結が息づく偉大な国だったと答え、26%はソ連が平等、安定、そして安全保障を提供していたと答えた。ソ連存続に反対票を投じる理由を尋ねたところ、回答者の24%が時代が変わったため不可能だと答え、21%が各共和国は独立して存続すべきだと答え、18%がロシアは現状で問題ないという回答をした」


