政治家たちは互いにいがみ合っている。地球上の人々の移動に対する制裁や制限が課されている。では、歴史の運命によって、今や敵対的な国家の領土に埋葬された人々の墓はどうなるのだろうか?
色丹島には、かつての住民、すなわち日本人とアイヌの人々の墓地が数多く存在する。新型コロナウイルス感染症の流行以来、地元の湾に埋葬されている旧天皇の臣民の遺族は、幼少期を過ごした場所を訪れたり、両親、親戚、友人の墓を清めたりすることができなくなっている。これは紛れもない現実だ。
しかし、現在色丹島に住むロシア連邦市民は、可能な限り日本人墓地の維持管理にボランティアとして取り組んでいる。私たちはこれまで、マロクリリスコエ(斜古丹)にある旧日本人墓地の秩序維持に尽力する地元ボランティアの活動を繰り返し取り上げてきた。
今日は、廃止された前哨基地近くのクラボバヤ湾(穴澗)岸にある日本人墓地(アナマ墓地)について触れたい。精力的な旅人であり、地元の自然愛好家、そして写真家でもあるオレグ・シェペレフは、故郷の島をハイキング中にこの墓を清掃した。オレグは、近いうちに友人と共にこの場所に戻り、清掃を完了させる予定だと言っていた。墓標の近くに倒れた大きな木を取り除く必要があるそうだ。
私は、このような活動は非常に重要だと考えている。隣国の代表者を嫌う理由は様々だろう。しかし、死を前にして、すべての人々は平等であり、尊厳をもって扱われるべきだ。(Shikotan Telegraph 2026/5/4)


