【羅臼】道内出身のお笑いコンビ「アップダウン」が北方領土を題材に漫才をつくることになり、ボケ役でミュージシャンとしても活動する竹森巧さん(46)=渡島管内森町出身=が10日、根室管内羅臼町の羅臼国後展望塔で弾き語りとトークイベントを開いた。元島民2世と話す場面もあり、漫才づくりへの思いも語った。(北海道新聞2024/8/11)
千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)羅臼支部の主催。竹森さんは漫才や歌を通じて平和を伝える活動を全国各地で行っている。今回、元島民2世らとの縁があり、漫才づくりが実現する。
町民やファン約60人が来場。特攻隊の歴史を題材に作詞作曲した「愛(いと)しき人たちへ」など全11曲を熱唱した。トークでは国後島元島民2世で同支部の鈴木日出男支部長も加わり、両親から聞いた話を語った。鈴木支部長は「若い人が興味を示してくれないこともある。(漫才づくりが)ありがたく、一番の啓発になる」とエールを送った。
竹森さんは「楽しみながら深く考えられる作品にしたい。多くの人たちに知ってもらうため活動する」と力強く語った。
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