択捉島 市長不在3カ月 サハリン州政府が市長候補を決定していないことが原因

択捉島を管轄するクリル地区の首長になろうという人が誰もいない異常事態が続いている。6年間、島を統治していたウラジミール・ロコトフ氏は、3か月前の昨年12月1日に市長の職を辞し、ほどなくしてオストロヴナヤ養鶏場の責任者となった。しかし、後継者を残さなかった。消息筋によると、問題の原因はクリル地区を率いようとする人が全くいないという事実によるものではないという。首長の選出手続きは実質的には州政府の管理下で行われる。手続きの遅れは、すなわち州政府が市長の候補者をまだ決定していないことが原因だと考えられる。市長候補選考委員会はクリル地区議会議員とサハリン州政府の委員で構成され、2月12日に最初の選考委員会を設定したが、応募者は1人もいなかった。申請期間は延長され、2月26日に再び選考委員会が開催された。しかし、またしても択捉島を率いる意欲がある人物は現れなかった。選考委員会はこの状況について知事に報告した。地区議会議員は30日以内に新たな日程を設定しなければならない。新たな市長が決定するまで、首長の職務はアンナ・オスキナ第一副市長に委ねられている(彼女は2023年3月に就任。それ以前はクリル地方裁判所の長官を5年間務めた)。ネットニュースでは択捉島の市長にはサハリン州政府のナタリア・クプリナ住宅・公共事業大臣が就任する可能性があると論じていた。(サハリン・メディア2024/3/4)

択捉島散布山

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