ロシアによるウクライナ侵略の影響で、元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)が、北方四島側や四島を管轄するロシア・サハリン州当局と連絡がつかない状況になったことが25日、わかった。北海道とサハリン州の連絡体制も細っており、自治体や団体レベルでの交流ですら難しい現実が示された格好だ。この日、道議会を訪問した滋賀県議らでつくる北方領土視察団が、北方四島やサハリン州との間に独自の連絡ラインがあるかを質問。千島連盟は、非公式ルートも含めて北方四島との連絡がほぼ不可能な状況だと説明した。道の関係者によると、非常時の連絡手段は確保されているものの、普段の交流や連絡は極めて低調だという。(朝日新聞デジタル2023/10/26)
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