北方領土・択捉島の水産会社、今年1 億 7,000 万個の孵化計画 サハリン州の水産大臣がコンチネント社のサケ孵化場を視察

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サハリン州政府のイヴァン・ラドチェンコ水産大臣が11日、択捉島でサケの養殖事業を行っている水産企業コンチネントのサラトフスキー孵化場(※留別近郊のサラトフカ川=内保川)を訪問した。自身のテレグラム・チャンネルで、工場の技術設備と企業の将来計画について語った。

サハリン州は太平洋サケの孵化・養殖事業に従事する企業が78社あり、ロシアで主導的な地位を占めている。サケ資源の回復だけでなく、地域の安定した経済発展にも貢献している。

サラトフスキー孵化場では、同社のアレクサンドル・ピジャコフ最高経営責任者(CEO)が今年、同社の5つの孵化場で1億7,000万個の卵を孵化させる計画を説明した。大臣はサケの捕獲から受精、産卵まで、生産プロセスのすべての段階を視察した。

ラドチェンコ大臣は、工場の技術設備と従業員のプロ意識を高く評価した。ピジャコフCEOは、サハリン国立大学(SakhSU)およびロッセルホズバンクと共同で組織する農業学校プログラムで若い専門家を学ばせていると語った。

サハリン州では、過去 5 年間で養殖されたサケの量が 26.5% 増加している。ラドチェンコ大臣は、孵化・養殖事業の発展が優先事項であり、国内市場向けに製品の品質を向上させ、生産量を増やす必要があると指摘した。2030 年までに、 5 つの新しいサケ養殖場を建設する計画があり、サハリン州はこの分野で主導的な地位を強化できるようになる。(sakh.online 2024/10/11)

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