観光客の増加で地元住民がチケットを購入できない状況が続いているサハリン—国後島線で、運航会社のオーロラ航空は8月のフライトを週8便から9便に増やすと表明した。追加されるのは8月8、15、22、29日。同社は、8月中にさらに8便を運航したいとし、調整している。サハリン州のリマレンコ知事とのオンライン会議で増便を訴えた南クリル地区のゴミレフスキー市長は「国後島のクリル自然保護区への訪問許可件数は昨年3,300件だったが、今年は訪問する人がさらに増える」という。観光客の増大によって、地元住民が島を離れ戻ることが困難になり、夏休みで島に戻る学生にも影響が出ている。サハリン—国後島間には航空便が毎日1往復運航しているほか、貨客船3隻が連絡しているが、観光シーズンの利用客増大に対応できていない。択捉島も同様の状況でオーロラ航空は14便の追加フライトを決定している。(サハリン・インフォ2022/7/23)
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