色丹島・穴澗の幼稚園建て替え工事
サハリン検察庁、納期を守らなかった建設会社に罰金

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北方領土・色丹島クラボザボツコエ村(穴澗)の幼稚園建て替え工事で、請け負った建設会社が契約に定められた納期内に建物を完成しなかったとして、罰金を科せられた。サハリン検察庁広報が報告した。

築50 年以上の木造の幼稚園の建て替え工事を請け負った建設会社「ドンギス」は2023年9月1日までに建物を完成させる契約を結んだ。しかし、納期に間に合わなかったことから、住民は国家契約条件の違反と地方当局の不作為についてロシア検事総長に訴えた。サハリン州検察庁が独自の調査を行い、工事の遅延は不当であると判断した。

悪徳デベロッパーは、ロシア連邦行政法第 7.32 条第 7 項に基づき、罰金という形で行政責任を問われた。

住民からの訴えを受けて、サハリン州と国家機関「クリル諸島社会経済発展プログラム推進局」が関与し、幼稚園の建設のために追加の労働力と設備が導入され、予定より1年遅れで完成した。

サハリン州の財産および土地関係省は、施設と土地を就学前教育施設ズヴェズドチカ幼稚園に譲渡した。開園式が9月2日に行われ、サハリン州のリマレンコ知事が出席した。施設は110人の園児を収容でき、現在20人が通っている。(sakh.online 2024/10/15)

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