勇留島の岬は英雄ゾルゲの名前を付けるのにふさわしいと思うか? 勇留島の名もなき岬に伝説の諜報員の名前を命名する案件を審議したサハリン州議会で、アレクサンドル・ボロトニコフ議員がこう言って異論を唱えた。命名の取り組みは、ゾルゲの功績に敬意を表して、ロシア地理学会サハリン支部が進めている。議員によると、前にもこの地域の島にゾルゲの名前を付与する提案を政府に行ったが、ロシア外務省の拒否にあってとん挫した経緯があるという。そのうえで、議員は「勇留島の小さな岬がゾルゲと呼ばれるとしたら、島の名前はどうするのか。そもそも有名人の名前を付けるほどの場所なのか。以前の轍を踏んではいけない」と発言したが、最終的に議会としては提案を承認した。(サハリン・インフォ2021/12/15)
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