国後島ユジノクリリスク(古釜布)の郷土博物館で、旧ソビエト時代に島民への食糧供給を担っていた国営農場「ダールニイ」の足跡を振り返る展示会が開かれている。ダールニイはソビエト時代に開設され、2000年まで国後島と色丹島の人々に肉や乳製品、ジャガイモ、ニンジンなどの野菜を提供してきた。オトラダ(近布内)とドゥボボエに農場や工場があり、機械オペレーターや飼育担当など200人以上の労働者がいた。展示会では南クリル行政府のアーカイブや新聞記事などから当時の様子を紹介している。(Kurilnews.ru 2020/10/16)
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