南クリル地区議会議員たちがブラセンコ市長の信任を表明

北方四島の話題

 新聞「国境にて」2020/4/8

南クリル地区議会の議員10人がブラセンコ市長の要請で地区議会議長室に集まった。地区議会は2018年の選挙で国後島色丹島の7選挙区から選ばれた16人で構成される。2つの島には11,800人が住んでいる。ボンダレフ議長は議長室に議員を招いた。10人の議員が出席、2人が書面で意見を提出した。ブラセンコ市長はコロナ対策で現在自宅で経過観察中(彼の妻がクラスノヤルスクから国後島に来ており、自宅待機中のため)であり、電話で参加した。市長は自分自身の不適切な行為について「なれなれしい振る舞い」だったと釈明したうえで、議員と地区住民に謝罪した。「議員が私を市長に選出した。私は彼らを信頼しており、議員の決定に従うつもりだ」と語った。これに対して、色丹島選出の議員を含め、出席した議員全員が市長の実績と能力を高く評価した。市長の振る舞いは非難されて当然だが、今後、二度と倫理及びコミュニケーションの規範に反することがないよう注意した上で。議員たちは市長のこれまでの実績と専門的な資質を考慮に入れて、引き続き市長として信任することを表明した。

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※参考

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北方四島の話題

 サハリン・インフォ2020/4/8

国後島色丹島歯舞群島を管轄する南クリル都市管区のブラセンコ市長が、サハリン州知事主催のテレビ会議に出席した際、隣に座っていた女性副市長の膝に触れるなど不適切な行為があったとして、地区議会と地域住民に謝罪した。8日、地区議会が開催され、市長とアンドレーヴァ副市長の問題について話し合った。全ロシアが感染症対策に追われる中で、市長の軽薄な行為については、プーチン大統領側近のぺスコフ報道官が記者からコメントを求められる事態に発展した。ブラセンコ市長は、妻が新型コロナ感染が急拡大しているモスクワから最近戻ったばかりで、自宅待機を強いられてることから、議会に対して書面で声明を提出した。それによると、市長は自身の振る舞いが下品なものだったと認めたうえで、副市長との間にロマンスはないとして、謝罪。国後島色丹島の住民に許しを求めた。市議会は、市長が就任から1年半の間、すべての問題に対応し、積極的な評価を得ているとして、わずか15分で会議を終了。この問題に幕を引いた。

 

 

 

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