色丹島の水産業 外国からの技術導入と専門家の招聘で発展

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2018/11/17

シンガポールでのプーチン・安倍会談の後、領土問題がどのように解決されるのか、その最大の焦点となっている色丹島では、マロクリリスコエ(斜古丹)とクラボザボツコエ(アナマ)で2つの水産加工場が建設中だ。色丹島の漁業の発展を支えているの外国企業からの積極的な技術導入と専門家の招聘である。この10月には、中国の建設機械生産大手のZoomlion Heavy Industry&Scienceの関係者がオストロブノイの工場建設に必要な掘削装置の設置と調整のため来島した。色丹島地震多発地帯であり、掘削装置の導入にあたって日本やヨーロッパにも技術はあるが、最終的にウラジオストクの橋を建設した中国企業の技術に注目し、導入を決定した。この2年間で、島の水産加工企業は米国とノルウェーから専門家を招いた。来年の春にはハンガリーからもやって来る。2019年に操業予定のオストロブノイの缶詰工場に導入したハンガリー製の特殊機械の技術指導のためだ。また2021年にはノルウー製の最新加工プラントが完成する予定で、それに合わせてノルウェー技術者も招聘される。外国人が色丹島へ行くには様々な書類を書かなければならないが、それは問題ない。国後島色丹島には過去1年間にポーランド、ドイツ、韓国などから旅行者が訪れている。島への外国人専門家の招聘には、ロシア法に従って色丹島の国境地帯を考慮に入れ、すべての必要書類を用意している。管理監督当局の登録には何の問題も発生していない。

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