https://www.instagram.com/p/Bp6UQ7Fl4Gy/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=embed_video_watch_again
❐北方四島の話題
サハリン・クリル通信2018/11/10
ユジノサハリンスクから択捉島に働きにやって来たウラジミール・リルキンは、休みの日に観光することを楽しみにしている。最近、車でゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)に行った時のこと。茂みから現れたクマに気づいて車を止めると、鼻先を窓ガラスに押し付け、お菓子をおねだりした。地元ではよく知られた存在で、夏の間中ここで過ごしたという。リルキンは持っていたクッキーを差し出して、その一部始終をビデオに収め、インスタグラムにアップした。それを見た人たちの反応は2つに分かれた。ある人は運転者の勇気に感心し、ほかの人は餌やりに憤慨していた。「私たちがエサを与えない方がいいことは明白です。しかし、クマは餌を与えるすべての人によって養われていて、自然界に戻ることはまずないでしょう。いま彼は餌やりなしで生き残ることは出来ない」とリルキンは語った。今どきのクマは街中のゴミ箱やゴミ捨て場、住民のための安らぎの場所で簡単に餌を手に入れることに慣れてしまった。南クリルのハンターはクマが人間に依存した存在になっていることを嘆いている。好奇心で餌をやる島民だけなく、しばしばハンターをも殺してしまうからだ。
瀬石温泉には第18機関銃砲兵師団が駐屯している
コメント