国後島・泊でイタニ草630トン採取 寒天を中国などに輸出

f:id:moto-tomin2sei:20181027094155j:plain
f:id:moto-tomin2sei:20181027094235j:plain
f:id:moto-tomin2sei:20181027094223j:plain

 イタニ草。写真右は戦前泊村にあった寒天工場。ソ連人写真家が1946年に撮影した

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2018/10/25

サハリン地域で今年5月から10月までに5691トンのコンブが採取された。大半はタタール海峡沿岸部で、サハリン南部と南クリル地区では100トンに過ぎない。また、南クリル地区ではイタニ草が630トン採取されている。イタニ草の採取可能量は約8900トン。国後島ゴロブニノ(泊)にある寒天工場で加工し、中国やスペインなどに輸出している。寒天の用途は多様でお菓子作りだけでなく、抗ウイルスワクチンの製造にも利用される。

※筆者註:伊谷草は国後島泊湾で昭和10年に発見され、泊漁業協同組合によって乾燥したもので毎年5万貫(18.75万トン)-10万貫(37.5万トン)の採取が行われた。昭和12年、泊湾から対岸の野付湾,温根沼及び風連湖に本藻が移植された記録がある。戦前、泊村には寒天工場があった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました