北方四島の市長選出手続き延期 サハリン州知事不在が影響

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北方領土・国後島の古釜布(2023年)

南クリル地区(国後島、色丹島、歯舞群島)とクリル地区(択捉島、得撫島など)の市長を選出する手続きが、新しいサハリン州知事が決まっていないため延期された。

同州では10月から11月にかけて7地区の市長が選出されることになっていた。しかし、コジェミャコ前知事がプーチン大統領の指名で沿海州に転出したため、知事が不在となった。

このため10月26日に予定されていた択捉島などを管轄するクリル地区で市長選出手続きが延期された。主な候補者は昨年11月に市長代行として島に来たヴァジム・ロコトフ氏とレイドゥボ(別飛)村長のリュドミラ・シニツヤナ氏である。

国後島、色丹島、歯舞群島を管轄する南クリル地区では10月31日に予定されているが、この時までにサハリン州知事が指名されているかどうか分からない。主要な候補者は現在市政を率いている副市長のコンスタンチン・ブタコフ氏と前市長で2016年の汚職事件で捜査対象となっているヴァシリー・ソロムコ氏である。(サハリン・インフォ2018/10/24)

ヴァジム・ロコトフ氏
コンスタンチン・ブタコフ氏

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