少年時代をクリル諸島(北方四島)で過ごしたサハリン在住の作家アレクサンドル・クテレフが色丹島と国後島を訪問し、講演した。
クテレフは両親とともに1949年に来島し、10年間生活した。2008年に最初の本「SHIKOTAN」を発表し、今年2冊目となる「私たちの遠い島々の上に」を著したのを機に、島々を訪ねた。
「私たちの遠い島々の上に」は国後島で暮らした10年間の著者の思い出をつづった。国後島郷土博物館のバレンティーナ・スコヴァティツィーナは「私たち地元の歴史家にとって興味深いのは、作家の子供の頃の記憶や感情的な記憶を、写真を示して自分の話を確認していることです。それは私たちのために非常に重要なことです」と話している。(サハリン・クリル通信2018/10/23)
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