共同経済活動に関する3回目のビジネスミッションが北方領土・択捉島を訪問した際、日本側は観光分野で来年実施するツアーの企画書を提出し、その中で3つの観光ルートを提案していたことが分かった。
1つは、北方四島をすべて巡る5泊6日のツアーで、5月から9月の間に2回開催し、各100人参加するもの。2つ目と3つ目の提案は、2泊3日と1泊2日のエコツアーで、参加者は10人程度を想定している。これには択捉島訪問は含まれず、北海道東部の羅臼、知床、野付半島と国後島への訪問が含まれている。
エコツアーの中でも日本側は特にホエールウオッチングを重視しており、訪問頻度は月に4回、シーズン全体で200人程度とし、3種類のツアー全体の観光客数を600人と見込んでいる。
この提案に対して択捉島の関係者からは、霧が多い国後島へは船舶を使用し、択捉島へは航空機を使用した方が効率的であるとの意見が出た。択捉島と北海道との間で直行便を飛ばすためには、ヤースヌイ空港に国境と税関の管理ポイントを開設する必要がある。(サハリン・インフォ2018/10/5)
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