NORIO TANIUCHI

千島列島

北千島・占守島に野外博物館を創設 プーチン大統領が指令
第二次大戦を終わらせた日本軍との最後の戦いの記憶を継承

ロシア政府が千島列島シュムシュ島(占守島)で、ソ連軍による千島列島と北方四島への侵攻をたたえる博物館の創設に動き出した。「上陸作戦の記憶を永続させる」というプーチン大統領の指示を受けて、ロシア副首相らが現地を視察。対日戦勝の歴史を国民の愛国心醸成に利用し、島の観光開発につなげる狙い。
色丹島の話題

北方領土・色丹島地震から30年

1995年10月5に発生した色丹島地震。10mの津波が襲い、死者11人、7,700人が家を失った。将来への不安から人々は島を去り、北方領土の人口は半減した。日本でいう北海道東方沖地震。
択捉島の話題

択捉島 留別川近くに建設されるゴミ処理場の公聴会 住民は環境や健康への影響を懸念

択捉島を管轄するクリル地区行政は5日、島の中心地クリリスク(紗那)から22km離れたクイビシェフカ川(留別川)のそばに建設される予定の一般廃棄物処理施設「イトゥルプTKO管理施設」に関する公聴会を開催した。
択捉島の話題

択捉島・バンナチカ温泉に現れたクマ 飼い犬が猛ダッシュで追い払う

10月6日夕方、択捉島クリリスク(紗那)郊外のバンナチカ市営浴場にクマが現れた。利用者の間でちょっとした騒ぎになったが、恐れることは何もなかった。ジュリャの飼い犬が見事追い払ってくれたのだった。
北方四島の話題

ロシアの携帯電話事業者T2 北方四島を訪れた加入者のトラフィック調査 旅行中の通話時間800万分以上、150万ギガバイトをダウンロード 2024年1—8月

ロシアの携帯電話事業者T2は、今年1月から8月まで南クリル諸島(※北方領土)を訪れた加入者の活動を調査した。8か月間で、南クリル諸島を訪れたT2利用者は前年より13%増加し、旅行中に800万分以上通話し、150万ギガバイトをダウンロードした。
国後島の話題

国後島・秩苅別「白いヒグマの子を撃たないで」ダーチャの所有者訴える

国後島のトレチャコボ(秩苅別)のダーチャに、体が銀色の毛(※日本側は白いヒグマと呼ぶ)でおおわれた子グマが母グマと一緒に頻繁に訪れている。ダーチャの持ち主は「ここにしかいない銀色のクマは中国のパンダのようにクリル諸島(北方四島)のシンボルになっている」として、駆除しないよう求めているが、地域住民の間で意見は分かれている。
千島列島

北千島パラムシル島の滑走路1,100m以上に延長 2025年完成、地元住民はサハリンとの直行便に期待

北クリル(北千島)のパラムシル島セベロクリリスクに昨年完成した滑走路が、現在の625mから約500m延長される。これによって30人乗り以上のターボプロップ機が離発着出来るようになり、地元住民の長年の悲願だったユジノサハリンスクとパラムシル島間の定期直行便を含む大型航空機の受け入れが可能になる。
色丹島の話題

色丹島 2025年11月にガスディーゼル発電所が稼働 

ガスディーゼル発電所が2025年秋に色丹島に建設される予定だ。プラントは2025年6月に島に到着し、発電所は11月に稼働する予定だ。現在、島ではディーゼル発電が稼働している
北方四島の話題

北方四島出身の男性がサハリンで行方不明 10月1日から連絡とれず

サハリンのユジノサハリンスク警察当局は43 歳のアレクサンドル・シュベドゥノフさんの行方を探している。この男性は、健康診断を受けるためにクリル諸島(※島の名前は記載されていない)からユジノサハリンスクに飛行機で向かった。
北方四島の話題

北方四島は外国人にとって魅力的な場所になっている ルーマニア公使もイギリス人も、そして日本人観光客もやって来た

南クリル諸島(※北方四島)へのビザなし観光(※北方四島交流事業のこと)は「消え去った」。日本人観光客が来なくなったことによる隙間は、ロシア人自身によって積極的に埋められている。昨年、国後島と色丹島には8,300人の観光客が訪れた。これは公式の観光客だけで、親戚を訪ねて来た人などは数えていない。今年に入ってからの9か月間で、すでに観光客は7,200人に達した。