NORIO TANIUCHI

北方領土遺産

北方領土・択捉島の日本建築「紗那測候所」1931年改築と判明

紗那測候所は、北方領土・択捉島に残る数少ない日本の木造建築だ。建築年などの詳細は不明だったが、北海道議会などの資料により、1931年(昭和6) 10月に改築されたものと分かった。1931年改築された当時の紗那測候所(「北海道議会史 第3巻」...
国後島の話題

国後島と色丹島の住民が大勝利80周年を祝う

ソ連人民がナチス・ドイツに勝利した日から80周年を迎えた5月9日、国後島のユジノクリリスク(古釜布)、色丹島のマロクリリスコエ村(斜古丹)とクラボザボツコエ村(穴澗)で式典が行われた。国後島の式典では、ナタリア・サヴォチキナ議会議長、ラグン...
択捉島の話題

択捉島・紗那 大勝利80周年「不滅の連隊」パレードに200人が参加

大勝利80周年を迎えた択捉島では9日、クリリスク(紗那)の勝利広場に大勢の島民が集まり、慰霊碑に献花した。この後、「不滅の連隊」パレードが行われ、200人以上が参加した。住民(老若男女)は、ファシストから祖国を守った父母、祖父母の肖像画を掲...
千島列島

北千島・占守島で慰霊式 市長らが解放軍兵士の集団墓地に献花

偉大な勝利から80周年を迎える前夜、北千島シュムシュ島(占守島)の解放軍兵士を偲んで、集団墓地で献花式が行われた。式典には、北クリル地区、ロシア軍、国境警備隊の代表者が出席した。出席者は船で無人島シュムシュ島に到着し、その後キャタピラー輸送...
択捉島の話題

択捉島・紗那 9日の戦勝記念日に向けて準備進む

択捉島のクリル地区行政は、地元のスポンサー企業の積極的な支援を得て、大勝利80周年を祝う準備を進めている。通りには国旗や祝日のシンボルが飾られ、公共交通機関もテーマに沿った飾り付けが行われている。80周年を記念した新しいバナーが設置されたこ...
択捉島の話題

択捉島・紗那 小中学生が「家族の歴史の中の大祖国戦争」を研究発表

択捉島クリリスク(紗那)のクリルスカヤ中学校で「私の家族の歴史における大祖国戦争」と題した愛国コンテストが開催された。5年生から10年生までの生徒たちが、それぞれの家族の歴史を調べ、大祖国戦争の参加者に関する情報を探し、その成果を発表した。...
色丹島の話題

色丹島の子供たちが「戦車の丘」訪問 ソ連時代のIS-2、IS-3戦車に触れて歴史を学ぶ

大祖国戦争戦勝80周年を前に、色丹島の子供たちがゴロベツ山のタンコバヤ・ソプカ(戦車の丘、標高219m)を訪れ、大祖国戦争で名高いソ連重戦車の装甲に直接触れて歴史を感じ取った。タンコバヤ・ソプカには、敵の上陸を阻止するため1970年代後半か...
択捉島の話題

択捉島・紗那墓地 9日の戦勝記念日を前に慰霊式

択捉島クリリスク(紗那)の礼拝堂で8日、大祖国戦争とウクライナでの特別軍事作戦において祖国を守った兵士たちを追悼する礼拝が行われ、出席した市民らは礼拝の後、市営墓地に眠る退役軍人の墓に花を手向けた。主顕教会のロマン神父は「祖国を守り、そして...
国後島の話題

国後島の樹齢1000年のイチイが「ロシアの今年の木」コンテストに参戦

サハリン州は、国後島に自生する樹齢1000年のイチイを「ロシアの今年の木」コンテストにノミネートした。レッドブックに掲載されているこの木は、数年前からコンテストに参加している。コンテストは5月1日から8月1日まで、ウェブサイトrosdrev...
千島列島

北千島・占守島 日本、ソ連の上陸作戦記念施設の建設に不満表明

北クリル諸島(北千島)のシュムシュ島(占守島)に、今夏、クリル上陸作戦(千島列島上陸作戦)を記念した野外軍事史記念施設がオープンする予定となっているが、日本国内では賛否両論の声が上がっている。5月6日の北海道新聞は、2017年以降、日本側は...