北方領土ノート

北方領土ノート

ウクライナ侵攻から1年 北方四島で政権称賛色濃く 当局は軍への支援PR/島民は異論口に出せず

ロシアのウクライナ侵攻開始から1年が過ぎる中、遠く離れた北方領土で、プーチン政権が進める「特別軍事作戦」をたたえる動きが強まっている。地元政府は作戦に参加した兵士らを英雄視し、軍の支援とともに島の整備を進めることをPR。侵攻長期化への不満を...
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北方領土元島民「死ぬ前にもう一度故郷に。それもかなわないかも」ウクライナ侵攻終結願う

【根室、標津】ロシアのウクライナ侵攻が24日で1年となり、北方領土に隣接する根室管内の元島民らは、故郷を追われたウクライナ人の姿に自らの経験を重ね、戦況を見つめている。犠牲者が増え続ける中、戦闘行為の終結を願う気持ちは強まるばかりだ。北方領...
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ウクライナ侵攻1年 元島民や漁業者、募る苦悩 領土交渉、四島操業見通せず

ロシアによるウクライナへの侵攻が始まって、24日で1年となった。1年間で日ロ対立は深刻化。北方領土交渉やビザなし渡航は途絶えたままになり、四島周辺での漁業にも影響している。北方領土に隣接する根室・釧路管内の元島民や漁業者たちは情勢の安定化を...
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「贈り物みんな無駄に」ロシア人島民の絵画展企画・熊谷征子さん(79)=根室市<侵攻 今、地域は 四島よ~ウクライナ危機1年>特別編(2)

「征子さんは元気ですか」「征子さんによろしく」 新年、北方領土から友人を介して届いた電子メールには、根室市の主婦、熊谷征子さんを気遣う内容が記されていた。熊谷さんの脳裏には四島とのビザなし交流で根室を訪れ、自宅に滞在したロシア人島民の姿が浮...
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「政府はどこまで真剣か」色丹島出身・能登敏雄さん(79)=根室市<侵攻 今、地域は 四島よ~ウクライナ危機1年>特別編(1)

2月7日の「北方領土の日」、根室市内で開かれた根室管内住民大会で、色丹島出身の能登敏雄さんは850人の参加者と一緒にシュプレヒコールを上げた。一般参加者を入れた大会は3年ぶり。叫びにも力が入った。(北海道新聞根室版2023/2/21) ただ...
北方四島の話題

ロシア国営テレビが返還運動原点の地・根室を取材:日本の漁師はロシア制裁に苦しんでいる

関係の断絶によりスケトウダラやホッケが漁獲出来なくなり、イカの漁獲量はほぼ半減した。日本の報道機関は、日本のロシアに対する制裁がどのようにして(ロシアの対日政策が)反日的になったのかを理解していない。NATO に追随して制裁に加わっている日...
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北方四島周辺の漁に暗い影 日ロ関係悪化、安全願う声

ロシアのウクライナ侵攻に伴う日ロ関係の悪化が、両国間の協定に基づき行う北方四島周辺などの漁に暗い影を落としている。操業に必要な交渉が難航し「稼ぎ時」を逃す例や、ロ当局による日本漁船の「臨検」が増えているためだ。4島周辺の漁は「領土問題解決に...
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石垣雅敏・根室市長(72) 墓参再開へ積極交渉を 返還運動の意義、国全体で再認識必要<シリーズ評論・ウクライナ侵攻1年>⑤

交流の積み重ね消えない 北方領土返還運動原点の地である根室地域の住民は、ロシアとの交流こそが北方領土問題を解決する道だと信じ、北方四島のロシア人住民と顔が見える関係をつくってきた。一方、ロシアはウクライナ侵攻後の日本の制裁などに反発し、日本...
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まだ墓 見てないんだもの 国後島出身・村山紀子さん(82)=別海町<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>29

「これ以上は島に近づかないの、と船長さんに聞いたら『ロシアに捕まっちゃうよ』と言われました。でも、本当に良い日でした」 別海町尾岱沼地区の村山紀子さん(82)は国後島泊出身。2021年秋、千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)別海町支部の洋上慰...
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北方領土をテーマに映画を製作する ウラジーミル・コズロフさん

ロシアが実効支配する北方領土や、隣接する北海道を舞台にしたドキュメンタリー映画を製作する。かつてソ連に強制退去させられた元島民にもインタビュー。「望まずに故郷を離れる人たちは今も世界中にいる。悲しい歴史を繰り返さないために、反戦を訴える映画...