北方領土ノート

北方領土ノート

孫連れもう一度渡りたい 国後島出身の亀田正二さん(90)=標津町<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>16 

時折笑顔を見せながら島での思い出を話す亀田さん 「島の生活は、つい昨日のことのように思い出せるよ」。国後島爺々岳の麓、留夜別(るやべつ)村礼文磯生まれの亀田正二さん(90)は懐かしむように語り始めた。(北海道新聞根室版2022/11/12)...
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故郷はどこ、さまよう心 択捉島出身の鹿川公一さん(74)=根室市<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>15

「昭和弐十参年…擇捉(えとろふ)郡留別村大字内保村字入里節で出生」。択捉島出身の鹿川公一さん(74)=根室市=の戸籍にはこう記載されている。だが、鹿川さんはこれまで一度も出生地を自分で確認したことはない。「択捉島は生まれた場所だけど、故郷と...
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北方領土墓参「来年は島に上陸して墓参りがしたい」

ウクライナ侵攻による日ロ関係の悪化は、残念の極みです。ロシアはビザなし渡航のうち、元島民らの「北方領土墓参」には言及していませんが、日本政府は中止を決定しました。日本側から窓口を閉ざさなくてもよかったのではないでしょうか。来年は「洋上慰霊」...
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北方領土へ泳いで渡航、拘束後にロシアへ抗議文を突きつけた「1977年の網走五郎」伝説

2021年8月、国後島に住むロシア人男性、ワードフェニックス・ノカルド氏(当時38歳)が泳いで北海道・標津町にたどり着き、日本政府に亡命を申請した事件が話題となった。それとは逆に、北海道から北方領土に泳いで渡った日本人男性が45年前にいたこ...
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北方領土から北海道へ密航したロシア人容疑者 理由は「ビール飲みたくなったから」

ロシア(ソ連)に実効支配されて77年が過ぎた北方領土。ウクライナ戦争の影響で日露関係が悪化するなか、今年9月には数少ない渡航手段であった「ビザなし交流」もプーチン政権によって一方的に破棄された。だが、北海道と北方領土は距離だけでいえば泳いで...
北方四島の話題

北方領土問題で日本の外務大臣 ウクライナの支持を評価 ロシアとの平和条約締結方針は堅持

日本の林外務大臣は11月1日の記者会見で、南クリル諸島(※北方領土)の主権問題に関してウクライナのゼレンスキー大統領と最高議会が日本の立場を支持したことについて、「ウクライナを含め、多くの国々から理解・支持が得られることは大変有意義である」...
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北方領土や根室と深いつながりがある黒部

コラム「北海道と富山」明治の後半に根室・羅臼方面で昆布漁が盛んになると、黒部を中心に富山県からたくさんの漁民が出稼ぎに行った。「越中衆はよく働く、信用できる」と漁場をまかされあちこちに越中村ができた。そのため富山県には、北海道の昆布を販売す...
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ロシアとの進まぬ領土交渉の象徴 廃墟と化した日本最東端「オーロラタワー」の盛衰

ロシアの実効支配下にある北方領土。そこから最も近い場所である北海道・根室市の納沙布岬には、対岸の北方領土を眺めるための望遠鏡が設置された施設がいくつかある。なかでもひときわ目を引くのは1987年竣工の巨大な白塔「オーロラタワー」(望郷の塔)...
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プーチンの「臨検」に怯える北海道・根室の漁師たち─北方領土海域「棹前コンブ漁」の緊張

ウクライナに侵攻したロシアのプーチン政権は、国際社会の批判を浴びながらもウクライナ東南部の併合を宣言したが、そうした「ロシア(ソ連)による一方的な侵略」が第二次世界大戦末期に行なわれたのが北方領土だ。ウクライナ戦争が長期化の様相を見せるなか...
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知床観光船事故から半年…遺体返還の“舞台裏” なぜロシアからの返還に4か月もかかったのか?

(TBS 2022/10/29) 知床沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故の発生から、10月23日で半年が経った。乗客乗員26人のうち、死亡が確認されたのは20人、残る乗客6人はいまだ行方がわからない(10月28日現在)。 ...