北方領土ノート

北方四島の話題

北方領土・貝殻島コンブ漁 ロシア国境警備隊による検査急増

ロシアと日本の関係悪化が北海道東部沖合での漁業に影響を及ぼしている。日本の北海道新聞は「ロシア国境警備隊による検査(※臨検)が急激に増えた」と報じた。特にシグナリヌイ島(貝殻島)周辺でのコンブ漁での検査が急増。北海道水産会によると、昨年6月...
ビザなし渡航

「洋上慰霊」今年も 羅臼で9月17日

千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)羅臼支部と根室管内羅臼町は、北方領土の元島民らによる独自の「洋上慰霊」を9月17日に行うことを決めた。同支部と町の洋上慰霊は、新型コロナウイルス感染拡大による北方四島ビザなし渡航の中止を受けて初企画した昨年...
北方領土ノート

故郷失う子、増やさないで 国後島泊村出身・松崎紀子さん(81)=標津町<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>2 

1945年(昭和20年)、ソ連軍が国後島に上陸した9月1日からほどないある日、泊村にあった松崎紀子さん(81)=標津町薫別=の家の庭に、1人のソ連兵が馬で入って来た。「肩に鉄砲を下げていた。母は急いでトイレに隠れました」…(北海道新聞根室版...
北方領土ノート

北方四島安全操業 サハリン援助金支払いへ 漁業者権益を優先 解禁日の出漁は不透明

ロシア外務省が北方四島周辺水域での日本漁船の安全操業に関する協定の履行を停止した問題で、日本政府がロシア側が求めるサハリン州との協力事業に関する援助金約1億5千万円を支払う方向で調整していることが30日分かった。ロシアがウクライナ侵攻を続け...
北方領土ノート

せめて墓参を、こぼれた涙 歯舞群島志発島出身の元建具職人・木村芳勝さん(87)=根室市<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>1

霧の向こうに北方領土の島影が見えると、歯舞群島志発島出身の木村芳勝さん(87)=根室市=の目から涙がこぼれた。「島が懐かしい。島に帰りたい」。故郷を旧ソ連に奪われ77年目の夏。4日の洋上慰霊でのことだった。ロシアのウクライナ侵攻で故郷の島を...
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旧ソ連の北方四島侵攻77年 記憶たどる元島民たち「戦争の犠牲者はいつも市民」

第2次世界大戦末期の旧ソ連軍による北方四島への侵攻開始から28日で77年。継承国ロシアのウクライナ侵攻を受け、日ロ関係はかつてなく悪化し、北方領土交渉も四島へのビザなし渡航も再開の見通しが立たなくなった。「戦争の犠牲になるのは、いつの時代も...
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北方領土返還要求運動強調月間 ウクライナ侵攻も影響し領土交渉は停滞 鈴木知事も返還を訴え

「北方領土を返せー!返せ!」北方領土問題を含む日ロ平和条約交渉が進まない中、札幌で鈴木知事や元島民らが北方領土の返還を訴えました。旧ソ連が北方領土の占拠をはじめた8月は「返還要求運動強調月間」と定められていて、26日正午からおよそ100人が...
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昆布で富山とのつながり実感 北方領土中学生視察団が羅臼訪問

北方領土について学ぶ富山県内の中学生視察団は25日、昆布漁が盛んな北海道羅臼(らうす)町を訪れ、富山県と北海道の食文化のつながりを実感した。「サケの聖地」と言われる標津(しべつ)町の標津サーモン科学館や、国後(くなしり)島に近い野付半島も訪...
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ウクライナ侵攻半年、日ロ交流自主規制 文学展お蔵入り、店頭から民芸品撤去

ロシアのウクライナ侵攻開始から24日で半年がたつ中、日ロ交流の一大拠点となってきた道内でロシアとの交わりが途絶えつつある。世論の対ロ感情の悪化が背景にあり、札幌大教授らが春に企画したロシア文学のパネル展は今も開催のめどが立っていない。自治体...
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サンマ漁本番、根室花咲港から大型船20隻出漁 日ロ関係悪化で安全面に懸念

100トン以上の大型船によるサンマの棒受け網漁が20日解禁され、拠点の一つ北海道根室市の港からは約20隻が出発した。本格的な漁の始まりに漁師から期待の声が上がったが、近年は不漁が続く上、ウクライナ侵攻による日ロ関係の悪化に伴って安全面の懸念...