北方領土ノート <安藤石典と領土返還運動75年>下 銃撃事件 デモの契機に 北方領土返還運動の原点・根室でも、75年前に根室町長、安藤石典(いしすけ)が四島返還の陳情書を起草した「12月1日」が長く意識されてきたわけではない。(北海道新聞・釧路根室版2020/12/2)■やり場ない怒り 1855年(安政2年)に日露... 2020.12.02 北方領土ノート
北方領土ノート <安藤石典と領土返還運動75年>上 四島復帰、GHQに直訴 「お客さん、ラッキーですよ。きょうは島がよく見える。あれが国後です。目の前にある島、みんな取られてしまったんです」 根室・納沙布岬にある土産物店「レストハウス請望苑(せいぼうえん)」社長、竹村秀夫(69)の朝は客とのそんな会話から始まる。新... 2020.12.01 北方領土ノート
北方領土ノート 対米陳情書、精査の痕跡 終戦直後、四島返還運動の「原点」 根室で「試し刷り」見つかる 1945年(昭和20年)12月1日付で、当時の根室町長、安藤石典(いしすけ)が連合国軍総司令部(GHQ)のマッカーサー最高司令官に宛てて起草した北方四島返還を求める陳情書の試し刷りが、根室市歴史と自然の資料館に残っていた。陳情書は現在につな... 2020.11.29 北方領土ノート
北方領土ノート 『逃げるべきか、とどまるべきか』–若き支庁長の決断 あるいは、この人が北方領土問題を強く意識して、行政としての対処方針を示した最初の人かもしれない。 ソ連軍が北方四島に上陸、占領した時の根室支庁長・徳永俊夫さんである。 「島民ニ告グ」という支庁長告示の中で「領土関係は未だ正式決定を見ず、従っ... 2020.10.03 北方領土ノート北方領土遺産
北方四島の話題 この違い!! 日ロ首脳電話会談公式発表 ロシア大統領府は(9月)29日、プーチン大統領と菅義偉首相による初の電話会談の内容を発表したが、日本側が最重要視する北方領土問題と日ロ平和条約について一切触れなかった。(共同通信2020/9/29)【ロシア大統領府発表】菅義偉日本国総理大臣... 2020.10.01 北方四島の話題北方領土ノート
北方四島の話題 択捉島を襲撃したフヴォストフの映画制作 ロシア地理学会 ロシア地理的遺産プロジェクトの一環として、ニコライ・フヴォストフらが19世紀初頭に行ったサハリンとクリル諸島への遠征ルートをたどるツアーの一行が択捉島やサハリンを訪れ、映画制作のための資料収集を行った。企画したロシア地理学会リャザン支部長で... 2020.09.26 北方四島の話題北方領土ノート
北方領土ノート 弟妹5人 脱出時に海で遭難死 「国後で線香を」変わらぬ思い 『戦後、旧ソ連軍が占領した国後島から一家9人で根室へ向けて脱出した榎信雄さん(86)=旭川市=は、途中の海で弟妹5人を失った。両親と兄は他界し、当時を知るのは信雄さん一人になった。「現地を訪ねて線香を上げたい気持ちは今も変わりません」。24... 2020.09.23 北方領土ノート
北方領土ノート サハリンの歴史家が要塞の島マトゥア(松輪島)の伝説を暴いた サハリンの歴史家イーゴリ・サマリン氏が神秘の島・マトゥア島(松輪島)に関する著作2巻を著した。クリル諸島中部の小さなこの島は、活発なサリチェフ火山を除けば平凡な島である。1875年にサンクトぺテル条約(千島樺太交換条約)でクリル諸島を受け取... 2020.09.11 北方領土ノート
北方領土ノート 9月2日 日本が降伏文書に署名 太平洋における第二次大戦終結 1945年9月2日、日本の無条件降伏の調印式が行われた。歴史的なイベントは東京湾に停泊するアメリカの戦艦ミズーリで行われた。戦争に負けた国を代表して重光外相と梅津参謀総長が署名した。セレモニーには多数のジャーナリストが招待され、日本と戦った... 2020.09.03 北方領土ノート
北方領土ノート サハリンの歴史家サマリン氏が「マトゥワ島の歴史」を出版 サハリンの歴史家イーゴリ・サマリン氏が「マトゥワ島の歴史」と題した2巻の作品を発表した。ユジノサハリンスクのポベダ博物館の科学部長を務めるサマリン氏は、15年ほど前からマトゥワ島(松輪島)に関する資料収集を開始。2016年から2017年にか... 2020.09.02 北方領土ノート