北方領土ノート

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9月2日 日本が降伏文書に署名 太平洋における第二次大戦終結

1945年9月2日、日本の無条件降伏の調印式が行われた。歴史的なイベントは東京湾に停泊するアメリカの戦艦ミズーリで行われた。戦争に負けた国を代表して重光外相と梅津参謀総長が署名した。セレモニーには多数のジャーナリストが招待され、日本と戦った...
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サハリンの歴史家サマリン氏が「マトゥワ島の歴史」を出版

サハリンの歴史家イーゴリ・サマリン氏が「マトゥワ島の歴史」と題した2巻の作品を発表した。ユジノサハリンスクのポベダ博物館の科学部長を務めるサマリン氏は、15年ほど前からマトゥワ島(松輪島)に関する資料収集を開始。2016年から2017年にか...
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ロシア国防省 クリル上陸作戦などの機密文書公開 第二次大戦終結75周年で

ロシア国防省は第二次大戦の終結75周年に合わせて、極東における第二次大戦終盤の軍関係文書の機密解除を行い、同省のウエブサイトで公開した。文書は「満州戦略」「南サハリン攻撃」「クリル諸島上陸(※占守島の戦闘関係)」の3つの主要な作戦に関する戦...
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1945年9月1日 色丹島に赤旗が翻った日

1945年11月30日の北海道新聞に「色丹村長の梅原衛氏は、27日朝根室にひょっこり姿を現した。ソ連軍の許可を得て島の生産物販売の使命を帯びて来た」という記事が出た。 村長は75年前の9月1日朝、斜古丹湾に面した役場前の橋から、ソ連軍上陸を...
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強制退去の島民 極寒の樺太 過酷な抑留生活を耐え

戦後75年 領土の記憶(5)極寒の樺太 過酷な抑留生活を耐え産経新聞2020.9.1 北方四島(択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島)を不法占拠したソ連は昭和22(1947)年夏から23年秋にかけ、それぞれ島に残った島民たちを強制的に退去させた...
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9月1日 ソ連上陸用舟艇がフルカマップ湾に上陸 日本軍の将兵469人を捕虜にした

1945年9月1日--。この日、クリル諸島上陸作戦史上、極めて重要な出来事があった。早朝、ソ連軍の2隻の上陸用舟艇が40分ほどの時間差で国後島フルカマップ湾(現ユジノクリリスキー湾)の沖合に姿を現した。現在のユジノクリリスク市のすぐ近くであ...
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8月31日 得撫島の日本軍が降伏文書に署名 クリル諸島北部がソ連占領下に

1945年8月31日、カムチャツカ時間の正午(日本時間午前10時)、カムチャツカ防衛区軍司令官グネチコ少将とウルップ島(得撫島)の日本軍第129独立混成旅団の旅団長・仁保進少将が会見。ウルップ島の日本軍は降伏文書に署名した。これによって、カ...
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樺太経由の強制退去「最悪なんてもんじゃない。地獄だった」

戦後75年 領土の記憶(4)島民を家畜扱い 地獄の強制送還産経新聞2020.8.31  「日本へ帰れ。残るならソ連人になれ」。色丹(しこたん)島色丹村で暮らしていた得能(とくのう)宏さん(86)の一家は昭和22(1947)年9月下旬、ソ連側...
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極東第2戦線によるクリル諸島占領作戦は完了した

1945年8月30日、この日の重要な出来事は、第2極東戦線からモスクワへの「クリル諸島を占領するための前線部隊の作戦は完了した」という報告だった。カムチャツカ防衛区軍のラドゥハノフ少佐が指揮する偵察部隊はウルップ島(得撫島)の北部、カストリ...
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ソ連軍の圧政 家を奪われ、科された強制労働

戦75年 領土の記憶(3)ソ連軍の圧政 家を奪われ、科された強制労働産経新聞2020.8.30 北方四島(択捉(えとろふ)島、国後(くなしり)島、色丹(しこたん)島、歯舞(はぼまい)群島)を次々と監視下に置いたソ連は昭和21(1946)年2...