北方領土遺産

北方領土遺産

陸揚庫、元島民の姿重ね 旧ソ連軍侵攻伝える「歴史の証人」 きょう北方領土の日 保存・活用の道探る

7日は「北方領土の日」。1855年に択捉島とウルップ島との間に日露の国境線を引くことを決めた日露通好条約が結ばれた日だ。ロシアによるウクライナ侵攻で平和条約交渉が一方的に中断されたばかりか、四島交流の合意が破棄され、元島民らによる古里訪問の...
北方領土遺産

「生活の証し消え、とにかく悲しい」択捉の暮らし伝える校舎焼失 日ソの子どもが使用 学籍・お経に写し持ち帰る 1938年建設の旧国民学校 惜しむ声

北方領土の択捉島の中心地・紗那(しゃな)(ロシア名・クリリスク)で、第2次世界大戦前の1938(昭和13)年に日本人の手で建設された旧紗那国民学校の建物が焼けた。北方領土を実効支配するロシア・サハリン州などのメディアが伝えた。旧ソ連軍による...
北方領土遺産

根室国後陸揚庫 高まる保存の声 元島民ら「歴史・領土問題継承を」

「北方領土の日」の7日、四島の返還を訴える集会が根室市や東京都内で開かれる。日露間の領土交渉が途絶える中、旧ソ連に不法に占領されるまで島との通信拠点だった歴史的建造物の保存と活用を求める声が強まっている。元島民らは「本土に残る貴重な施設で、...
北方領土ノート

国後島を祖父が語り、父が守り、僕がつなぐ 根室の高3「北方領土の日」東京で訴え

【根室】3世代にわたって北方領土と向き合う一家が、根室市にいる。国後島出身の久保幸雄さん(87)は8歳で視力を失ったが、記憶に残る故郷の姿を語り伝えてきた。その思いに応えるように、息子の浩昭さん(55)は北方領土に関わる歴史的建築物の保存に...
北方領土遺産

「生活の証し消え、とにかく悲しい」 択捉島で戦前伝える校舎焼失

北方領土の択捉島の中心地・紗那(しゃな)(ロシア名・クリリスク)で、第2次世界大戦前の1938(昭和13)年に日本人の手で建設された旧紗那国民学校の建物が焼けた。北方領土を実効支配するロシア・サハリン州などのメディアが伝えた。旧ソ連軍による...
北方領土遺産

『古丹消物語』– 猪谷さんがつないだ想い

北方領土にルーツを持つ著名人と言えば、国後島・古丹消生まれの猪谷千春さんだろう。1956年冬季五輪スキー回転競技の銀メダリストだ。「なぜ国後生まれの若者が」と、調べていくうち、古丹消への移住を決意し、島民にスキーの滑り方や板の削り方、独自開...
北方領土遺産

根室の陸揚庫保存・活用策探るシンポ詳報 今の場所・姿で/時間経過による劣化も価値

終戦直後まで根室と北方領土の国後島をつないだ海底電信線の中継施設「陸揚(りくあげ)庫」に関し、根室市内で1月21日に行われたシンポジウムでは、専門家らが具体的な保存や活用の方法について議論し、参加者もさまざまな意見を提示した。詳細を報告する...
北方領土遺産

根室国後「陸揚庫」最大のナゾ、建築年が分かった 昭和4年(1929年) 9月改築 札幌逓信局「工務時報」に記述

ソ連軍による北方領土侵攻と占領をリアルタイムで根室側に伝えた通信施設「根室国後間海底電信線陸揚施設」(通称・陸揚庫)の建築年が、とうとう明らかになった。陸揚庫について調べ始めて13年。さまざま昔の公文書をあたってきたが、陸揚庫に関する記述は...
北方領土遺産

択捉島 解体された紗那郵便局跡から出土した「半鐘」のナゾが解けた

以前、北方領土遺産「四島の遺産たち」と題して「解体された択捉島の紗那郵便局の跡地から見つかった半鐘」について書いた。 2015年6月9日、日本が建てた択捉島の紗那郵便局が解体された。その際、玄関向かって右側の地中から、煤と油にまみれた「半鐘...
北方領土遺産

根室国後陸揚庫 建築は1929年9月 根室で調査報告会 北大所蔵資料から判明

終戦まで根室市と北方領土の国後島を結ぶ通信中継拠点だった国登録有形文化財「根室国後間海底電信線陸揚施設」(根室市西浜町)が、1929年(昭和4年) 9月の建築であることが北海道大付属図書館蔵の資料から明らかになった。(読売新聞北海道2023...