北方領土遺産

北方領土遺産

「北方領土の風景や元島民らの姿を記録した写真展」大阪・中央区で9月13日まで開催

北方領土の風景や元島民の姿を記録した写真展が大阪で行われています。「島々の記憶」と題された写真展は、元島民3世で写真家の山田淳子さんが北方領土に暮らしていた元島民らを記録した写真、約30点が展示されています。「国後」「択捉」「色丹」「歯舞」...
北方領土遺産

根室・標津 ハマナスの実 色づく9月

北海道新聞根室版(2021年9月3日付)に歯舞群島・多楽島出身の元島民、福沢英雄さんの記事と写真が掲載されていました。
北方領土ノート

「桜は、干場は」望郷の念 食に満ち 親残し脱出した島は前浜の先に 故郷・北方領土それぞれの思い④

「10人も乗れない小さい船だ。焼き玉エンジンから火の粉が出るんで、ロシア人に見つからないようにむしろで隠してね。焼けては濡らし、取り換えてを繰り返したんだ」(北海道新聞根室版2021/9/2) 国後島爺々岳の麓、留夜別村礼文磯生まれの亀田正...
北方領土ノート

豊かな記憶 輝きの中に 浜辺を再訪し実感「これは多楽の石なんだ」 故郷・北方領土それぞれの思い③

歯舞群島多楽島出身の荢毛弘美さん(84)=根室市=にはビザなし渡航で故郷から持ち帰った宝物がある。島の浜辺で拾った乳白色や透明、薄黄色などの美しい石。大きさも硬貨ほどのものからこぶし大までさまざまだ。通称「多楽石」。「手に取ると、島のことを...
北方領土ノート

島に行かなくなった夫 積極的に足運ぶ妻 行動違えど心は一つ 故郷・北方領土それぞれの思い…②

北方領土元島民の2割近くが住む根室市。国後島泊出身の普津沢公男さん(78)、色丹島民2世の真紀子さん(72)夫妻はともに島にルーツを持つ。(北海道新聞根室版2021.8.31) 公男さんは島にいたころの記憶があまりない。泊の集落を東西に分け...
北方領土ノート

紗那発至急電「ソビエート軍艦二隻 留別ニ上陸セリ」 ソ連軍上陸–島からの電信記録①

北方四島は1945年8月28日から9月5日までに、ソ連軍によって占領された。あれから76年。道立文書館が所蔵している「千島及離島ソ連軍進駐状況綴」にとじ込まれた、島からの電報と電話の記録を改めて整理してみた。 1945年(昭和20)8月29...
北方領土ノート

脱出の夜 9歳で覚悟「もう島には行けない」–影井健之輔さん(85) 故郷・北方領土それぞれの思い…①

海は荒れ、風の冷たい日だった。空には雲が広がり、少しずつ遠ざかる故郷は月明かりに照らされていた。「あそこが学校だ。あっちが家だ」。ぼろぼろと涙をこぼしながら、島影が見えなくなるまで甲板の上から眺めていた。「きっともう、島には行けないだろう」...
北方領土ノート

北方四島、遠のく古里 領土問題未解決、ビザなしも中止 旧ソ連侵攻76年

旧ソ連軍が1945年(昭和20年)8月28日、北方四島に侵攻を開始してから76年。最初に占領された択捉島で少年時代を過ごした岩崎忠明さん(87)=札幌市=は今、かつてないほど島を遠くに感じている。領土問題解決の兆しは見えず、新型コロナウイル...
北方領土ノート

76年前のソ連軍侵攻を伝える至急電 根室-国後-択捉をつないだ陸揚庫と電信線がもたらした

ソ連軍が北方四島の択捉島に侵攻した1945年8月28日から、間もなく76年。道立文書館が所蔵している「千島及離島ソ連軍進駐状況綴」には択捉島、国後島、色丹島の6村の村長などから根室支庁に届いた電報の実物21通と電話による通話記録3件が収めら...
北方四島の話題

千島連盟標津支部 北方四島の暮らし パネル写真で

8月の北方領土返還運動強調月間に合わせ、千島歯舞諸島居住者連盟標津支部が町生涯学習センター(南1西5)でパネル写真展を開いている。26日まで。「色丹島色丹村 斜古丹港での鯨の引き揚げ作業」「択捉島留別村 留別港での鱒の水揚げ作業の光景」など...