北方領土遺産

北方領土遺産

ある老狩人の手記「ヒグマとの戦い」

釧路新聞「諸感雑感」(2021/10/8) 年間1,000人程だった択捉島の観光客が今年は、3,500人を超えた。コロナ禍で海外に出られない観光客が流れ込み、一気に3倍以上に増えた。観光地として一、二を争うのが紗那(クリリスク)から22キロ...
北方領土遺産

根室–国後海底電信線「陸揚庫」 ケーブル発掘調査と雑草除去作業

登録有形文化財への登録が待たれる「陸揚庫」の総合的な調査の一環として、根室市は国後島へ延びていた海底電信線(ケーブル)の状況を把握するため、10月9日(土)に陸揚庫周辺で初めて発掘調査を実施します。 根室市が設置した北方領土対策に関する専門...
北方領土遺産

10月9日に根室-国後の海底電信線発掘調査 「文化財」登録にらみ11日には陸揚庫の雑草除去も

根室市は10月9、11日の両日、終戦直後まで根室と北方領土国後島を結んだ通信用海底ケーブルの中継施設「陸揚庫」の初めての発掘調査と建物の雑草除去を行う。陸揚庫は国の文化審議会が文部科学相に登録有形文化財とすべきだと答申しており、施設の保存に...
エトセトラ

樺太時代の最古の日本建築「樺太守備隊司令官舎」がユジノサハリンスク市に移管、保存へ

1908年、樺太時代に日本が建てた「樺太守備隊司令官舎」は、最近まで軍事裁判所として使われてきたが、今年5月に軍事裁判所が新しい建物に移転したため、サハリン州裁判官評議会が歴史的、文化的に価値ある建造物として保存するよう、ロシア国防省とサハ...
北方領土遺産

「北方領土の風景や元島民らの姿を記録した写真展」大阪・中央区で9月13日まで開催

北方領土の風景や元島民の姿を記録した写真展が大阪で行われています。「島々の記憶」と題された写真展は、元島民3世で写真家の山田淳子さんが北方領土に暮らしていた元島民らを記録した写真、約30点が展示されています。「国後」「択捉」「色丹」「歯舞」...
北方領土遺産

根室・標津 ハマナスの実 色づく9月

北海道新聞根室版(2021年9月3日付)に歯舞群島・多楽島出身の元島民、福沢英雄さんの記事と写真が掲載されていました。
北方領土ノート

「桜は、干場は」望郷の念 食に満ち 親残し脱出した島は前浜の先に 故郷・北方領土それぞれの思い④

「10人も乗れない小さい船だ。焼き玉エンジンから火の粉が出るんで、ロシア人に見つからないようにむしろで隠してね。焼けては濡らし、取り換えてを繰り返したんだ」(北海道新聞根室版2021/9/2) 国後島爺々岳の麓、留夜別村礼文磯生まれの亀田正...
北方領土ノート

豊かな記憶 輝きの中に 浜辺を再訪し実感「これは多楽の石なんだ」 故郷・北方領土それぞれの思い③

歯舞群島多楽島出身の荢毛弘美さん(84)=根室市=にはビザなし渡航で故郷から持ち帰った宝物がある。島の浜辺で拾った乳白色や透明、薄黄色などの美しい石。大きさも硬貨ほどのものからこぶし大までさまざまだ。通称「多楽石」。「手に取ると、島のことを...
北方領土ノート

島に行かなくなった夫 積極的に足運ぶ妻 行動違えど心は一つ 故郷・北方領土それぞれの思い…②

北方領土元島民の2割近くが住む根室市。国後島泊出身の普津沢公男さん(78)、色丹島民2世の真紀子さん(72)夫妻はともに島にルーツを持つ。(北海道新聞根室版2021.8.31) 公男さんは島にいたころの記憶があまりない。泊の集落を東西に分け...
北方領土ノート

紗那発至急電「ソビエート軍艦二隻 留別ニ上陸セリ」 ソ連軍上陸–島からの電信記録①

北方四島は1945年8月28日から9月5日までに、ソ連軍によって占領された。あれから76年。道立文書館が所蔵している「千島及離島ソ連軍進駐状況綴」にとじ込まれた、島からの電報と電話の記録を改めて整理してみた。 1945年(昭和20)8月29...