北方領土ノート 脱出の夜 9歳で覚悟「もう島には行けない」–影井健之輔さん(85) 故郷・北方領土それぞれの思い…① 海は荒れ、風の冷たい日だった。空には雲が広がり、少しずつ遠ざかる故郷は月明かりに照らされていた。「あそこが学校だ。あっちが家だ」。ぼろぼろと涙をこぼしながら、島影が見えなくなるまで甲板の上から眺めていた。「きっともう、島には行けないだろう」... 2021.08.28 北方領土ノート北方領土遺産
北方領土ノート 北方四島、遠のく古里 領土問題未解決、ビザなしも中止 旧ソ連侵攻76年 旧ソ連軍が1945年(昭和20年)8月28日、北方四島に侵攻を開始してから76年。最初に占領された択捉島で少年時代を過ごした岩崎忠明さん(87)=札幌市=は今、かつてないほど島を遠くに感じている。領土問題解決の兆しは見えず、新型コロナウイル... 2021.08.28 北方領土ノート北方領土遺産
北方領土ノート 76年前のソ連軍侵攻を伝える至急電 根室-国後-択捉をつないだ陸揚庫と電信線がもたらした ソ連軍が北方四島の択捉島に侵攻した1945年8月28日から、間もなく76年。道立文書館が所蔵している「千島及離島ソ連軍進駐状況綴」には択捉島、国後島、色丹島の6村の村長などから根室支庁に届いた電報の実物21通と電話による通話記録3件が収めら... 2021.08.26 北方領土ノート北方領土遺産
北方四島の話題 千島連盟標津支部 北方四島の暮らし パネル写真で 8月の北方領土返還運動強調月間に合わせ、千島歯舞諸島居住者連盟標津支部が町生涯学習センター(南1西5)でパネル写真展を開いている。26日まで。「色丹島色丹村 斜古丹港での鯨の引き揚げ作業」「択捉島留別村 留別港での鱒の水揚げ作業の光景」など... 2021.08.24 北方四島の話題北方領土遺産
北方領土遺産 国後思う 七福神の絵 白糠の小川さん、島引き揚げで持ち出す「絶対に生家跡訪ねたい」 北方四島・国後島出身の小川三郎さん(87)=白糠町=の自宅には、76年前の旧ソ連軍侵攻で島を引き揚げる際に持ち出した縁起物の七福神の絵が飾られている。「島の家にあったものはもうこれしか残っていない」。絵を見るたび、小川さんは故郷に思いを馳せ... 2021.08.24 北方領土遺産
北方領土遺産 「陸揚庫」が昭和10年頃の建築と推定された3つの理由 (文化庁の報道発表資料) 国の登録有形文化財となる根室と国後島をつないでいた海底電信線の根室側「陸揚庫」は、「とりあえず」昭和10年頃の建築物として登録される。「とりあえず」というのは、陸揚庫がいつ建てられたのかを示す文献資料は見つかって... 2021.08.19 北方領土遺産
北方領土遺産 陸揚庫が今に伝えること 釧路新聞コラム諸感雑感(2021/8/17) 終戦直後まで、根室と国後島をつないでいた海底電信線の根室側中継施設である陸揚庫(りくあげこ)が、北方領土関連施設としては初めて国の登録有形文化財に登録される。文献資料が何一つ見つかっておらず、建... 2021.08.17 北方領土遺産
ビザなし渡航 「四島交流をどう結びつけるか」北方領土交流や文化財保護の課題議論…”専門家会議”初会合 北海道根室市 北海道根室市は北方領土のビザなし交流や文化財保護のあり方を検討する「専門家会議」を設置し7月17日、1回目の会議が開かれました。2022年北方領土のビザなし交流開始30年を迎えるのを前に、根室市は四島との交流や往来のあり方を検討するため専門... 2021.08.14 ビザなし渡航北方領土ノート北方領土遺産
北方領土遺産 「陸揚庫」親しまれる愛称を 保存、活用は市民運動で 根室でシンポ開催 国の有形文化財となる見通しの「根室国後間海底電信線陸揚庫」の保存と活用を探るシンポジウムが7月31日、根室市内で開かれた。問題を洗い出す形で進められ「親しまれるための愛称が必要」「メンテナンスに『町医者』的な地元業者が関わる必要がある」「保... 2021.08.02 北方領土遺産
北方領土遺産 「陸揚庫」の保存や活用法検討へ 専門家ら現地視察 根室 終戦直後まで北方領土の国後島と根室市をつなぐ海底ケーブルの陸揚げ施設だった「陸揚庫」の保存や活用法を検討するため、歴史や建築の専門家などが31日現地を視察しました。(NHK北海道2021/7/31)「陸揚庫」の保存や活用法検討へ 専門家ら現... 2021.08.01 北方領土遺産