北方領土遺産

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兄弟船、幻の国後 北方領土への望郷描く別の歌詞、40年経て注目

北の荒々しい海で漁に生きる兄弟の姿を勇壮にうたった演歌「兄弟船」。発売から40年近くたっても根強い人気を持つこの曲には、実は別の歌詞があった。長い時を経て今、そんな秘話が注目を集めつつある。知られざる歌詞に秘められた思いとは。(朝日新聞20...
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元島民に聴かせたい、もうひとつの「兄弟船」

鳥羽一郎の「兄弟船」には、人々に歌われることがなかった、もうひとつの「兄弟船」がある。  はるか国後 船から見える  今日も兄貴と 網を引く 男の夢を かけてる海に 誰がつくった 国境線を 島におやじもヨー 帰りたいだろな  作詞したのは札...
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230年前の氷上、滑った男とは 北海道根室市 

(はじまりを歩く)スケート(朝日新聞2020/12/12) 凍りつくような海の上を風が吹きすさぶ。厳冬期には零下10度にまでなる北海道東部の根室市。 台地状の地形が広がり、雪は少ない。これからの季節の人気スポーツといえばスケートだろう。夜間...
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歌われなかった、もうひとつの「兄弟船」 『 はるか国後…島におやじもヨー 帰りたいだろうな』 

鳥羽一郎のデビュー曲にして代表曲でもある「兄弟船」には、歌われなかった、もうひとつの「兄弟船」があります。漁師の兄弟が、帰りたくても帰れない北方領土・国後島へのおやじの思いを綴った歌詞です。北海道新聞のコラム「朝の食卓」に「兄弟船」の秘話を...
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ナゾの文字は「㔫四」-「ひだり(左)よん」

ナゾの文字はどうやら「㔫四」のようです。何のことはない「㔫」は「左」の異体字でした。ある人がお年寄りに見せたら、あっさり「ひだりよん」と読んだとのこと。船の板子の板の並び順を間違わないように昔の大工さんは符合を記したそうですが、「㔫四」はそ...
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択捉島・散布山(1,582m)–1955年撮影

1955年の択捉島・散布山(1,582m)。ソビエトの写真家セミョン・フリードランドがカラーで撮影した。(写真はREGON65COMより)
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入り口扉に刻まれたナゾの文字 根室-国後島間の海底ケーブル陸揚庫

この文字はどんな意味があるのだろう。上の方は「四」にも見えるが、下の方は意味不明だ。天地が逆さまなのだろうか、とひっくり返してみるが、わからない。根室市にある旧逓信省の「千島電信回線陸揚庫」--。1900年に根室市ハッタリと国後島のケラムイ...
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登録有形文化財指定への作業が進む 根室–国後島をつないだ海底ケーブルの陸揚庫

国の登録有形文化財への指定に向けて作業が進められている根室市の「千島電信回線陸揚庫」--。小春日和の11月12日、久しぶりに写真を撮りに行ってきた。根室海峡を挟んで、国後島の泊山、羅臼山、はるか海上に爺爺岳の三山が雪をかぶった雄姿を見せてく...
北方四島の話題

1955年-赤いハマナス咲く択捉島

1955年にソビエトの写真家セミョン・フリードランドがカラーで撮影した択捉島。場所の説明はないが、ハマナスの花が咲く砂地をカップルが散策している。遠くの家の近くには馬車が見える。(写真はREGON65COMより)
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根室の千島電信回線陸揚庫から望む「国後三山」

根室市西浜町のハッタリにある千島電信回線陸揚庫から望む「国後三山」(撮影日2020年11月12日)爺爺岳(1772m)羅臼山(882m)泊山(535m)戦前、根室と国後島(ケラムイ崎)は延長約38kmの海底電信線で結ばれていた。