北方領土遺産 邦字新聞「新生命」に見る北方領土・南樺太からの引揚 ソ連のプロパガンダ 『新生命』はソビエト連邦極東軍管区によりユジノサハリンスク(1946年に豊原から改名)で、唯一存続していた日本語日刊紙『樺太新聞』がソ連当局により閉鎖された後、1946年に発刊された。新聞には「日本人住民への赤軍の新聞」と記載されている。同... 2023.12.26 北方領土遺産
北方領土遺産 「偉大なるスターリンへ感謝の言葉」北方領土元島民、引揚前日の帰国者大集会で 択捉島の紗那国民学校の青田武貴校長が書き残した「引揚日誌」の1947年9月18日に興味深い記述がある。引揚船への乗船前日、引揚者全員が参加して開かれる大集会で、紗那を代表して演説する団長の原稿作成を依頼されている。その原稿の下書きと清書が残... 2023.12.21 北方領土遺産
北方領土遺産 北方領土遺産「引揚日誌」 択捉島・紗那国民学校の青田校長が書き残した資料から 今年1月に焼失してしまった択捉島の紗那国民学校で、ソ連軍侵攻時に校長を務めていた青田武貴(たけき)さん(1990年に88歳で死去)が書き残した日誌などの資料を「北方領土遺産」として記録にとどめておきたいと思う。北海道根室振興局時代に取り組ん... 2023.12.20 北方領土遺産
北方領土遺産 根室港に着水したリンドバーグ機を「択捉島」の写真として掲載 北対協「デジタル図録」 北海道新聞で紹介されていた北方領土問題対策協会(東京)のウエブサイトにある「デジタル図録」「北方領土バーチャル資料館」をのぞいてみた。いずれも北方四島の元島民らから寄贈された貴重な資料だが、資料の説明でいくつか疑問を抱かせるものも見受けられ... 2023.11.27 北方領土遺産
北方領土遺産 北方領土で日本人が暮らした証し見て 元島民ゆかりの品、各地で展示 北方領土問題対策協会(北対協、東京)が、北方四島の元島民らから寄贈された、かつて島で使われた日用品などの公開に力を入れている。同協会のホームページ上での公開に加え、今年から各地で展示会を開き、今後は利用者が閲覧しやすいように資料のデータベー... 2023.11.27 北方領土遺産
北方領土ノート 「平和甦る千島 経済、文化生活逐日繁栄」ソ連占領下、千島・南樺太で発行された邦字新聞「新生命」1946年9月3日付 ソ連による占領からちょうど1年後、千島・南樺太で発行されていた邦字新聞「新生命」1946年9月3日付紙面に「平和甦る千島 経済、文化生活逐日(ちくじつ)繁栄」と題した記事が掲載されていた。添えられた写真には、択捉島・紗万部にあった缶詰工場に... 2023.11.20 北方領土ノート北方領土遺産
北方領土遺産 国後島・泊墓地 クナシリ・メナシの戦いで殺害された和人22人の墓碑があった 国後島の泊村の要覧(昭和12年版)に興味深い記述がある。村の「名所旧跡」として「松泉寺」が取り上げられている。「泊市街地東通(泊市街地東端高丘)にあり。境内に寛政元年国後騒乱の際夷人の為斃れたる松前藩足軽竹田勘平(当時国後会所の支配)の墓あ... 2023.11.14 北方領土遺産
北方領土遺産 知名度向上へ模索続く<もの言わぬ語り部 北方領土をつないだ陸揚庫>下 「これはソ健軍の北方領土侵攻を根室側に伝えた電信線の中継施設。実は歴史的建造物なんです」。戦前に北方領土国後島と根室側を結んだ通信用海底ケーブルの中継施設「陸揚庫」。この古びた建物の前で8月末、根室市職員の荒井徹さん(49)がこう説明した。... 2023.09.29 北方領土遺産
北方領土遺産 根室市内の中学生ら74人が「陸揚庫」見学 北方少年少女塾で 根室管内の児童生徒が北方領土について学ぶ「北方少年少女塾」の一環で、根室市光洋中学校の1年生2クラスの生徒68人と引率教師6人が27日、根室国後間海底電信線陸揚庫を見学に訪れました。一度に70人を超える見学者が陸揚庫にやって来たのは初めてで... 2023.09.27 北方領土遺産
北方領土遺産 「朽ちた姿」覆屋で保存<もの言わぬ語り部 北方領土をつないだ陸揚庫>中 古びた姿が領土返還を待ち続ける根室の北方領土元島民のようにも見えるとして、「もの言わぬ語り部」と言われ始めた「根室国後間海底電信線陸揚施設(陸揚庫)」。この建物の周りに8月、縦横約50センチの計8枚のガラス板が取り付けられた。(北海道新聞2... 2023.09.27 北方領土遺産