北方領土・択捉島クリリスク(紗那)の文化会館で23日、クリリスクからキトヴィ(内岡)までの歩行者専用道路(約2km)で進められている「アイヌの秘密」と題したプロジェクトに関する公聴会が開催された。会議はクリル地区の市長代理コンスタンチン・イストミン氏が司会を務めた。
設計チームのエカテリーナ・ジュラヴレヴァ氏は、このエリアをさらに魅力的にするプロジェクトの概要をオンラインで説明し、アイヌの文化的、歴史的遺産と島のユニークな自然が調和した、快適で安全かつテーマ性豊かなレクリエーションエリアの創出といったコンセプトを詳しく紹介した。
特に興味深いのは、プロジェクトの中で、高台の遊歩道から海へ安全に降りるための階段の設置で、これにより住民の沿岸地域へのアクセスが向上することになる。階段は郵便局の向かい側に設置する予定。同時に、公聴会の参加者からは、地元の気候に適した植物を選択することの重要性などが指摘された。
このプロジェクトは連邦予算資金を使って実施され、地方予算の支出は 1% で済むという。(エトロフニュース2025/1/24他)




