北方領土の択捉島・別飛に1500㎡温室複合施設計画 野菜の通年供給目指し、投資家募る

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択捉島を管轄するクリル地区行政府は、新たなビジネスチャンスを創出し、住民の生活の質を向上させる投資プロジェクトとして、レイドヴォ村(別飛)のグリーンハウスコンプレックス(温室複合施設)建設計画を発表するとともに、プロジェクトに投資する起業家を募集している。

国家計画「クリル諸島社会経済発展プログラム(2016~2025)」に基づくプロジェクトで、サハリンの州立農場テプリチヌイが「面積1500平方メートルの温室複合施設」の設計見積もりを作成した。

行政府では「このプロジェクトが地域の食料安全保障の向上に向けた重要な一歩となり、島の住民に一年を通して新鮮な野菜を提供することになり、地域経済の成長と新たな雇用創出の原動力となる」と期待している。

テプリチヌイは、択捉島での温室野菜栽培プロジェクトに参加する起業家に設計と見積もり文書を無料で提供する。

サハリン州農業貿易省は、プロジェクトの実施のためのコンサルティングと方法論的なサポートを提供するだけでなく、必要書類の作成などを支援する。さらに、政府の支援策に関する情報も提供する。(エトロフニュース2024/11/14)

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