択捉島を管轄するクリル地区行政府 財務部門の責任者が次々辞職 部門トップが1年近く不在の異常事態

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北方領土・択捉島を管轄するクリル地区行政府の財務部の実質的な責任者オルガ・リジャコワ部長代理が15日、辞職した。同日、最後の勤務を終え、夕方に島を離れた。同氏は2か月足らず前にニジニ・ノヴゴロド州から択捉島に来て、財務部門の部長代理に就任したばかりだった。

辞任の理由は不明だが、2日前、クリル地区議会議員らが同部長代理が準備していた予算修正案を厳しく批判し、修正のために文書を差し戻した。

現時点では、地区の財務責任者のポストは空席のままである。

島の財務部門には、部長が1年近くも不在のままになっている。2023年12月、やはり議会での激しい議論の末、ヴィクトリア・ディアチェンコ氏は辞表を提出した。今年9月までは、元同僚のオルガ・グリナ氏とナタリア・パルコメンコ氏が交代で代理を務めていた。

その後、オルガ・リジャコワ氏がこのポストに就いたが、長くは続かなかった。(択捉島の地元紙「赤い灯台」2024/11/18)

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