択捉島の博物館で展示会 ウクライナ戦線で自らの命を犠牲にして仲間を救った英雄を称え

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 戦場で英雄的に亡くなった戦車兵を称える展示会が、択捉島のクリル郷土博物館で開幕した。その中には、ウクライナ特別軍事作戦地域で、自らの命を犠牲にして破壊された戦車から乗員を救ったアミル・カミルザーデ軍曹も含まれている。
 択捉島の地元紙クラスヌイ・マヤーク(赤い灯台)紙のテレグラムチャンネルの報道によると、地元住民や軍事作戦に参加した兵士(第18特殊部隊に所属していたアミル・カミルザーデ軍曹の戦友)が、展示会のオープニングに集まった。
 「彼は真の戦士のように亡くなった。戦闘中、破壊された戦車の乗員の退却を援護するために留まったのだ。彼は自らの命を犠牲にして彼らを救った。仲間の兵士たちはアミルの軍服、肩章を持ち帰えった」と同博物館公式ページには記されている。
 アミル・カミルザーデの写真の隣には、もう一人の戦車兵、大祖国戦争の英雄ヴァシリー・マルテホフの写真が設置された。博物館長のエレナ・グルゾヴィコワ氏は、来場者に英雄たちの偉業と戦歴について詳しく語り、クリル中等学校1年生のレオニード・プリブィトコフさんがアレクサンドル・トヴァルドフスキーの感動的な詩「戦車兵の物語」を朗読した。(satv.ru 2025/4/2)

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