択捉島・瀬石温泉 第18機関銃砲兵師団(PULAD)の創立47周年の式典開催

択捉島の話題

択捉島ゴリャチエクリュチ(瀬石温泉)で19日、第18機関銃砲兵師団(PULAD)の創立47周年を記念する式典が開催された。クリル地区のコンスタンチン・イストミン市長、地区議会のタチアナ・ベロウソワ議長、そして副市長ヴェロニカ・ロドマキナ副市長が師団員を祝福した。

第18機関銃砲兵師団は1978年5月19日に創設された。参謀総長の指示に基づき、東部軍管区(当時は極東赤旗)司令官の命により、ハバロフスク地方クニャゼ=ヴォルコンスコエ村で編成され、第51軍に編入された。

式典は2部構成で行われ、第1部は練兵場で部隊司令部からの祝辞、優秀な戦闘訓練への表彰、偵察中隊の戦闘員と「ヤング・ガード」学校部隊の若い陸軍士官候補生による演武が行われた。第2部のコンサートは連隊食堂で開催された。「マリショク」グループの若手アーティスト、軍楽隊の演奏家、そしてクリル中隊の合唱団「カレッジ」による音楽とダンスが披露された。

第18機関銃砲兵師団の将兵の中には、ロシアの英雄と呼ばれる人々がいる。その一人が、元司令官のヴァレリー・アサポフ氏だ。2007年から2009年まで師団長を務め、2014年1月にはユジノサハリンスクに駐屯する第68軍団の司令官に任命された。そして2016年8月、第5混成軍司令官に就任した。部隊の発展に尽力し、クリル諸島を潜在的敵にとって難攻不落の要塞へと変貌させた。

アサポフ氏は2017年、シリアのデリゾール市近郊で戦闘任務中に亡くなった。死後、ロシア連邦英雄の称号が授与された。今日、師団の隊員たちはクリル諸島だけでなく、ウクライナ特別軍事作戦においてもロシアの自由と独立を守っている。比類なき勇気と勇敢さにより、多くの隊員がロシア連邦英雄を含む勲章や勲章を授与されている。(択捉島の地元紙「赤い灯台」テレグラム2025/5/19)

タイトルとURLをコピーしました