択捉島・紗那墓地 対日戦勝記念日を前に第二次大戦とウクライナ戦争で亡くなった兵士の追悼式

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9月3日の対日戦勝記念日を前に択捉島クリリスク(紗那)では2日、紗那墓地前に建てられた礼拝堂で、第二次世界大戦とウクライナでの特別軍事作戦で祖国を守るために戦った兵士たちの追悼式が行われた。

式典には、クリル地区のコンスタンチン・イストミン市長、地区議会のタチアナ・ベロウソワ議長をはじめクリリスク中等学校の生徒たち、軍関係者、住民が出席した。参列者の中にはクリル上陸作戦(千島侵攻作戦)に参加し、「対日戦勝記念」赤星勲章を授与されたヴァシリー・セムチュク氏の息子、アレクサンドル氏もいた。

正教会のロマン神父は「近代史とは、勝利を収めた国民、そして祖先に加え、今、特別軍事作戦の現場で祖国を守っている現代の英雄たちがいる歴史です」と挨拶。集まった人々は、1分間の黙祷を捧げて英雄たちの記憶を偲んだあと、向かいある紗那墓地へ行き、第二次世界大戦と特別軍事作戦で亡くなった人々の墓に花を手向けた。(9択捉島の地元紙「赤い灯台」テレグラム2025/9/2)

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