択捉島のクリル郷土博物館のコレクションに珍しい展示品が加わった。同島在住のイリーナ・ドゥルゴヴァさんから、巨大なガラスの浮き球が寄贈された。地元の人々は、このガラスの球が漁網の浮きとして使われることをよく知っている。
「博物館にはいくつかの浮き球が収蔵されていますが、驚くべきはその大きさ!! 直径約40センチもあります。博物館のふさわしい場所に置くことになるでしょう」とエレナ・グルゾヴィコヴァ館長は話している。
ドゥルゴヴァ氏によると、この浮き球は2005年に夫と共にカサトカ湾(単冠湾)で見つけ、最近の家族会議でこの美しい浮き球を択捉島の人々と共有することに決めたという。
浮き球には識別マーク(製造元マーク)はないが、このような漁具は南の隣国(日本)で今もなお使用されている。(択捉島の地元紙「赤い灯台」2025/9/2)