択捉島クリリスク(紗那)に住む大家族が、個人住宅用地としてライフライン設備のない土地を割り当てられ、地方検察官が問題解決に取り組んでいる。
今年3月、クリル地区行政府がこの大家族に、交通アクセスや上下水道設備が整っていない土地を個人住宅建設用に与えていたことが判明した。土地を生活環境の改善に利用することは不可能である。
クリル地方検察局は、市長に対し違反行為の是正を求める申し立てを行ったが、行政当局は違反行為を是正するための適切な措置を講じなかったことから、検察局は南クリル地方裁判所に訴訟を提起した。
8月20日の判決により、検察局の要求は完全に認められ、市長は1年以内にこの大家族に必要な公共設備を備えた土地を提供する義務を負った。判決は発効しており、検察局がその執行を監視している。(サハリン・メディア2025/9/29)