ロシア高官の択捉島訪問中止 プーチン大統領側近の強硬派・パトルシェフ氏

択捉島の話題
ベルホフスキー(左)とパトルシェフ

パトルシェフ大統領補佐官は10月2日、サハリンのコルサコフ地区オゼルスコエ村(旧長浜)に建設されたギドロストロイ社の水産加工施設開所式に出席していた。アテンドしたのは択捉島発祥のギドロストロイ創業者ベルホフスキー氏だった。

産経新聞2025/10/4

4日に北方領土・択捉島入りを計画していたロシアのパトルシェフ大統領補佐官の現地入りが中止になった。地元関係者が共同通信に明らかにした。中止の理由は不明。パトルシェフ氏はプーチン大統領の側近で、対外強硬派として知られる。

択捉島ではパトルシェフ氏の受け入れに向けて地元行政府が準備を進めていた。公務でなく私的訪問が計画されていた。パトルシェフ氏は現在、大統領補佐官として国家海洋政策を担当。今月1日から極東のチュコト自治管区、サハリン州、ハバロフスク地方を歴訪した。サハリン州が択捉島を事実上管轄している。

北方領土には毎年のようにロシア政権幹部が訪問してきたが、昨年7月のトルトネフ副首相や同10月のキリエンコ氏の択捉島訪問を最後に、今年の政権中枢の要人訪問は確認されていない。

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