「見捨てられた軍の町」択捉島ゴルノエ村の再建に2億3000万ルーブル

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北方領土・択捉島のクリリスク(紗那)から60km離れたゴルノエ村はかつて軍の町として賑わった。砲兵、ヘリコプター、戦闘部隊の家族が暮らしていたが1990年代に一部が撤退。その後の1994年の地震で大きな被害が出て、町は放棄された。

29棟ある集合住宅のうち13棟に今も700人の住民が暮らしている。この間、町は軍の管理下にあり、住宅、水道、暖房など老朽化したインフラの更新は行われず、居住環境は悪化。

今年になって、町は軍から地方自治体に移管され、冬を前に2億3,000万ルーブルを投じて各種インフラの整備が行われた。

暖房は10月25日に供給されることになっており、かつての兵舎を活用している幼稚園や学校の修繕も行われた。

サハリン州や択捉島を管轄するクリル地区行政府は、ゴルノエ村の住人を3年後にインフラが整備された紗那近郊に移住させることを計画している。(サハリン・インフォ2018/10/22)

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