択捉島の道路除雪は誰が行うのか?

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ついに冬が到来した。択捉島の人々に優しい冬となるのか、それとも例年になく穏やかな夏への復讐となるのか?この秋はひどかった。11月1日、2日、8日、18日には、最大風速39メートルの台風並みの強風が記録され、大雨にも見舞われた(11月1日には、12時間で69ミリメートルという危険な降雨量を記録した)。

かつて、冬は択捉島の人々にとって、豪雪という特別な問題を引き起こした。吹き溜まりの除雪が何日も困難になった。除雪車が不足していたのだ。しかし近年、状況は変わった。利用可能な除雪機材が増え、降雪量も減少した。しかし、島の天候は予測不可能。「最善を期待しつつ、最悪に備える」のが鉄則だ。

クリル地区行政府との契約に基づき、12月末まではギドロストロイ社が冬季道路維持管理を担当する。正式な冬季道路維持管理シーズンは12月1日から開始される。

地方公道の冬季維持管理の入札により、1月以降の委託先が決定される。行政府の住宅・公共事業局長のナタリア・マシュケヴィッチ氏によると、契約案はほぼ完成しており、まもなく入札にかけられるとのこと。優先されるのは、引き続き中心街路や社会的に重要な施設へのアクセス道路などだ。

建物間の除雪は、引き続き住宅の管理会社の責任となる。(管理会社は、管理会社が管理する集合住宅においてのみ、中庭を含む共用部分の維持管理に責任を負う)。管理会社ジルコムセルヴィス社は、オーガーローター2台、グレーダー3台、ボブキャット1台、ローダー3台、ダンプトラック4台を保有している。主任技師のセルゲイ・ヴォロジン氏によると、車両は昨年より少ないものの、作業の効率と品質には影響しない見込みという。

昨冬は12月9日から本格的に雪が降り始め、月末には観測点(気象観測所)の積雪深は20cmに達した。2025年1月は18cm、2月は47cm、3月末の積雪の深さは32cmだった。(択捉島の地元紙「赤い灯台」2025/12/7)

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