択捉島ゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)のゴリャチェクリュチエフスカヤ中等学校で、「青少年予算」プログラムの一環として、8年生と9年生の生徒たちが学校のインフラ整備などを提案する公開プレゼンテーションが行われた。
「青少年予算」プロジェクトは、生徒が学校インフラの整備に影響を与え、学習環境をより快適なものにすることが目的。このプロジェクトの実施には3億ルーブル以上(学校1校あたり最大250万ルーブル)が割り当てられている。2025年は、サハリン州で128の教育機関の高校生がこのプログラムに参加した。
プレゼンテーションでは、愛国教育の発展と文化活動および余暇活動の推進という2つのテーマに焦点があてらたれ。「このようなプロジェクトは、生徒の創造力と起業家精神を育むだけでなく、積極的な市民性を育むことにもつながります」と、学校職員は述べている。生徒たちは、発表された取り組みの中からどれを実施するかを決定する。
プロジェクト開始以来、択捉島で45のプロジェクトが実施された。ゴリャチェクリュチェフスカヤ中学校では、障害物競走コース、学校庭園、レクリエーションエリア、集会室の整備、ヤング・アーミー・ムーブメント事務所の設計と家具の設置、生物学実験室と技術教室の設備調達などの組みを実施した。
プログラム開始以来、州内で1,000件を超えるアイデアが実現され、州域予算から総額約25億ルーブルが投入された。(択捉島の地元紙「赤い灯台」2025/12/8)



