財政難の択捉島 市長が道路整備に住民負担の仕組み提案 住民「国民全体が憂鬱、先が見えない」

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択捉島のコンスタンチン・イストミン市長は、クリリスク(紗那)とキトヴィ(内岡)の住民との対話集会で住民から寄せられた要望がどのように実現されたかについて報告を行った。この中で、市長は地域の道路整備について、沿線住民が建設費の一部を負担する「参加型予算編成」プログラムの活用を改めて提案した。市長は以前、レイドヴォ(別飛)の住民にも同様の仕組みを提案していた。

現在、「コンクリート1立方メートルあたりの価格を算出し、資料を作成中です。費用算出が完了したら、関係者を集めてプロジェクトについて議論し、必要に応じて修正を加えます。資金はサハリン州予算とクリル地区予算から調達する予定です。民間企業も参加可能です。また、道路沿線の住民には費用の5%を負担していただきます。アニワ地区ウスペンスコエ村では、過去6年間で住民が3本の道路を舗装し、遊び場を建設しました」と市長は問題解決の仕組みを概説した。

市営単一企業「ジルコムセルヴィス」問題 倒産しないようあらゆる措置講じる

また、市営単一企業「ジルコムセルヴィス」の見通しについて、当局は同社の債務返済にどのような努力を払っているのかを尋ねられた。市長は「会社は倒産の危機に瀕していません。税務当局もこの件に関して苦情を申し立てていません。会社は営業しており、今後も営業を継続します。市当局は、倒産前の状況に対処するために必要なあらゆる措置を講じています。皆様から寄せられた質問はすべて、ダイレクトラインで大統領宛てに提出された異議申し立て用紙に記載されています。この異議申し立て用紙は昨日受領され、処理されました。書面にて詳細な回答を差し上げます」とイストミン市長は答え、クリル諸島の住民に対し、もっと自信を持つよう促しました。

択捉島の住民「まるで国民全体が憂鬱で、何の見通しも見えない」

「まるで国民全体が憂鬱に陥っているかのようです。何の見通しも見えません。市長さん、今後の発展の見通しについて教えてください」と、ある住民が市長に尋ねた。

「ええ、いい質問ですね。6月上旬に開催するクリル地区創設80周年記念事業の準備のため、本日組織委員会を開催しました。他にも、すべての機関が参加する、興味深いイベントをいくつか計画しています。知事の指示により、この地域でもう一つのイベントが企画されています。それは、ウラジオストクからコルサコフ–クリリスク、ユジノクリリスク(国後島・古釜布)–セベロクリリスク(パラムシル島)など島々を巡るクルーズ船の就航です。このクルーズ船は2週間ごとに島に寄港し、観光客は島で8時間を過ごします。今年は興味深い、とても楽しい一年になるでしょう!」と経済発展について語り、力強く宣言した。

23億ルーブルでボイラー室建設 キトヴィに18戸のアパート1棟と幼稚園建設

ヤンキトへの美しい高速道路が完成し、レイドヴォでは3本の道路が開通した。ヤンキトの請負業者への支払いも一部済ませており、今四半期には請負業者への債務を完済する予定という(「クラスヌイ・マヤーク」紙によると、請負業者への債務は3億5,000万ルーブルを超えている。資金は連邦予算と州予算から出ている-編集部注)

イストミン市長は、新しいボイラー室の建設と設置工事が今年中に開始されると発表した。建設は州政府の住宅・公共事業省が担当する。総額は23億ルーブル。建設期間は3年を予定している。責任者によると、キトヴィには18戸のアパート1棟と幼稚園が建設される予定で、取水システムの工事も継続される。(択捉島の地元紙「赤い灯台」2026/2/14)

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