択捉島紗那にスケート・パーク　生徒の提案を形にする州プロジェクトで実現

❐北方四島の話題

　サハリン・インフォ2018/11/23

択捉島のクリリスク(紗那)の子供芸術学校の近くに、スケート・パークがオープンした。サハリン州政府が各地域の学校の生徒たちからアイディアを募り、州の予算で形にする「青少年予算編成プロジェクト」で実現した。「クリススクを賑わいのある街にしたい」－。スケート・パーク構想を思いついた生徒リディア・イワニチェンコは、オープニングセレモニーで語った。「青少年予算編成プロジェクト」は3年間限定の施策で、地域の学校の生徒から提案を募り、審査で採択されると1プロジェクトにつき300万ルーブル(510万円)の予算が付く。択捉島ではスケート・パークを含め今年4つの学校のアイディアが採択された。レイドヴォ(別飛)とゴールノエの学校ではトレーニングスペースを整備する。ゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)では校庭に温室を造り、栽培した野菜を学校食堂で使用するアイディアが採択されたが、残念なことに請け負う業者が現れず実現に至っていない。