北方領土・択捉島のレイドヴォ村(別飛)で5日、クリル地区行政府のコンスタンチン・イストミン市長代理がレイドヴォ村住民との懇談会を開催した。ヴェロニカ・ロドマキナ副市長、ユーリ・キルギゾフ行政住宅・公共事業部長ら各部署の長が同席した。
2時間半以上続いた懇談会は率直なもので、一部の住民のおかげで感情的なものとなった。あまりに感情的だったので、会場の秩序を保つために住民の一人が退席を求められるほどだった。
住民から提起された問題は、すでによく知られたものだ。住民はまず取水問題について語った。なぜ取水の問題がこれほど長い間解決されていないのか、その見通しはどうなるのかに興味を持っていた。
また、老朽化した「緊急住宅」の取り壊しは今後も続くのか、空き家となった家はいつ撤去されるのかを尋ねた。さらに、大型ゴミの投棄場と化したミラ通りのコンテナ置き場の状況についても質問が飛んだ。しかし、この問題に関して言えば、鏡の中の自分を責めても意味がない。住民自身がそこにゴミ捨て場を作ってしまったのだ。
このほかにも住民は、除雪車が家の入り口を雪で埋めてしまうため、年金受給者はシャベルを手に雪かきをしなければならないと、不満を述べた。
イストミン市長代理は、地区当局の代表者との懇談会は、今後も定期的に開催されると述べた。2025年の訪問スケジュールはすでに作成されている。(択捉島の地元紙「赤い灯台」テレグラム2025/1/6)