択捉島・別飛の野良牛物語2 

択捉島の話題

北方領土・択捉島レイドヴォ村(別飛)の野良牛物語の続編。飼い主はかつて個人農場として登録していた地元住民だったが、「時間も機会も希望もない」と、もう飼う気はないそうだ。そして牛を売る意思を示し、値段も付けた。しかし、牛に対する自分の権利をどうやって証明するのだろう。牛にはチップが埋め込まれておらず、所有権を示す印もない。

野良牛のことを知った読者のエレナ・インガチェワさんとナタリア・ゾトワさんが一時的に保護してくれる人を探し始めた。すると、ウラジミール・シャポバロフさんが引き取ることに同意した。

しかし、牛を農場まで連れていくのは困難な作業であることがわかった。それでも、警察官のアンドレイ・ミンコさんとウラジミール・シャポバロフさんの協力のおかげで、牛は牛舎に送られ、屋根のある場所で世話してもらうことになった。

未確認の報告によると、この野良牛は妊娠していた。つまり住民たちは1頭ではなく2頭の命を救ったことが分かった。(択捉島の地元紙「赤い灯台」テレグラム2025/1/11)

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