北方領土・択捉島の「見捨てられた」軍の町ゴルノエ村唯一の小学校で大規模修繕始まる 2025年に完了

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北方領土・択捉島を実務訪問したサハリン州のリマレンコ知事は、今年大規模修繕が始まったゴルノエ村唯一の小学校を視察した。小学校は1983年に建てられ、様々な基準を満たしていない建物だった。現在、83人の児童が学び、23人の教師が勤務している。大規模改修は、ロシア教育省のプロジェクト「学校教育システムの近代化」の一環として実施されている。

択捉島を管轄するクリル地区の責任者であるアンナ・オスキナ市長によると、今夏、新しい窓が設置され、屋根の部分的な修理が行われ、火災警報システムとセキュリティシステムが交換されたという。現時点で、全体の30%の工事が完了しており、今後、給排水システムの修理や電気システムの交換、内装仕上げとファサード工事を行い、2025年に完成する。

連邦政府からの補助金は、多機能集会ホール、図書館と情報システム、スポーツ複合施設、カウンセリング相談室、食堂などさまざまな施設の最新設備の購入に使用された。13の教室に新しい家具、マルチメディア機器が装備され、子供たちが現代の基準に従って教育を受けることができるようになった。新しい科目「祖国の安全保障と防衛の基礎」を学ぶための教室を開設する予定である。

遠隔地にあるゴルノエ村には近隣に代替の教育機関が存在しないため、工事中も学校は閉鎖されず1階と2階の教室で授業が継続されることになった。(astv.ru 2024/10/11)

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