乗客46名、乗組員32名乗船、コルサコフに引き返す
10月22日14時頃(サハリン時間、日本より2時間早い)、貨客船「イゴーリ・ファルフトジノフ」(コルサコフ-クリル諸島=北方四島航路)が択捉島のクリリスク海上ターミナル(内岡にある)に接近中に技術的故障に見舞われ、クリリスク、国後島ユジノクリリスク(古釜布)、色丹島マロクリリスコエ(斜古丹)の各ターミナルへの寄港を断念した。船長はコルサコフ港に引き返す決定をした。
船主の「サハリン-クリル海運会社」によると、船は航行中で、船体に損傷はなく、乗客と乗組員の生命と健康に危険はない。
サハリン州の運輸道路施設大臣マキシム・ジョゴレフ氏は「イゴーリ・ファルフトジノフ号には乗客46名と乗組員32名が乗っており、運送業者は別便で乗客を択捉島まで運ぶ手配をしている。乗客には温かい食事が提供される。また現在、船を待っている市民には、アドミラル・ネヴェリスコイ号とパヴェル・レオーノフ号(運送業者JSCサフパスフロート)による代替輸送手段が提供される」と語った。(astv.ru 2024/10/22)
