25日の夕方、択捉島クリリスク(紗那)の凍った道路で車が側溝に突っ込んだ時、上空では同じくらいエキサイティングな出来事があった。
島内外の多くの人々が、「フライトレーダー24」というアプリを使用して「ユジノサハリンスク発—クリリスク行」4619便の航跡をリアルタイムで追っていた。
飛行機は離陸から1時間で択捉島上空に到着し、その後島の上空を旋回し始めた。1周目、2周目、3周目。雲が低い場合や横風がある場合は、よくあることだ。着陸するか引き返すかを最終的に決定するのはパイロットであり、天候の回復をギリギリまで待っているようだった。
飛行機は旋回し続けて、モニター画面に楕円の輪郭を描き続けた。旋回してから1時間が経過したところで、飛行機は急激に太平洋に突入。その後航跡が消え、再び現れて、また消えた。一体何が起きたのか?!
空港から「飛行機は着陸しました。現在対応中です」というアナウンスがあり、人々は胸をなでおろした。旋回していた理由は、空中ではなく地上にあったようだ。オーロラ航空機は無事に着陸し、クリリスクから乗客を乗せてサハリンに向かった。(択捉島の地元紙「赤い灯台」2024/11/26)